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2024/07/12

今だからこそおすすめしたい!ドラマ「アンブレラアカデミー」の魅力

英揮ブログ


今回紹介するのは、Netflixで配信中のドラマ、
「アンブレラアカデミー」となります。

以下、ざっくりとしたあらすじです。



あらすじ


1989年の10月。

妊娠していない女性が出産するという怪現象が世界各地で発生した。

資産家であるハーグリーブズ卿は怪現象により産まれてきた子供たちのうち7人を養子として向かい入れる。

子どもたちはそれぞれ超常的な能力を持っており、
ハーグリーブズ卿は養子たちに訓練を施してスーパーヒーローの集団「アンブレラアカデミー」として活動させるが、
あることをきっかけに「アカデミー」は事実上の解散状態となってしまう。

「アカデミー」のメンバーがそれぞれの生活をはじめて17年後のある日、
ハーグリーブズ卿が死亡したというニュースがメンバーたちを再集結させて……。



描いたのはシーズン2から登場するライラ。

敵か味方か……というポジションのキャラで、
彼女が登場するときはたいてい話が大きく動くのです。(画・著者作)




今さら紹介する理由


洋ドラ好きであればもはや説明不要レベルの名作ドラマ
「アンブレラアカデミー」。

シーズン1の公開はもう5年も前で、
紹介するのも今さら感が漂いますが、
あえて今推したいのは単純にファイナルシリーズであるシーズン4の公開が8月に迫っているから。

つまり、まだ間に合います




「アンブレラアカデミー」ってどんなドラマ?


第一に、
「スパイダーマン」などのマーベルや「バットマン」などのDCが製作するような、
まともなヒーローを描いたドラマであることを期待してはいけません。

なぜなら、
「アンブレラアカデミー」のメンバーのほとんどは積極的には世界を救いにいかないから

むしろ、
「どうでもいいじゃん世界なんて」的なことまで言い出す奴もいます。


彼らは個人的な都合を最優先にしたり、
酒やクスリに溺れていたり、
父との関係で自暴自棄になっていたりと、
とにかくどこまでも人間臭く、
特殊な能力を持ってしまった普通の人として描かれています。

決してヒーロー然としていない。

だからこそいいといえるでしょう。


そうです。

このドラマはヒーローを描いたドラマではなく、
特殊能力を持って産まれた奇妙な家族にスポットを当てたドタバタホームドラマなのです。

もちろん特殊能力を活用したスーパーヒーロー的な戦闘シーンはありますが、
数は多くなく、
決してそこに焦点が当てられたわけではない造り
(これは予算の違いの関係もあるかもしれませんが……)。


「世界滅亡」という危機的状況を前にして、
兄妹同士の仲違いを解消したり父との関係を清算したりと、
どこまでもありふれた小規模かつ複雑な問題を解決していく。

それが「アンブレラアカデミー」というドラマなのです。


物語の中心となるのは7人の兄妹たち。

ドラマ全体を通じて戦闘シーンなど少なめの代わりに、
7人兄妹それぞれのキャラクターがたっぷりと時間を使って描写されており、
シーズン1を見終えるころには7人の中から“推し”ができていることは間違いなし。


私が一番好きなキャラクターは、
上で書いた通りライラなのですが、
「アカデミー」のメンバーという括りでいえば長男的なポジションであるルーサーがお気に入り。

2mは超えているであろう身長とゴリラのような太い体に似合わず、
かなり繊細な心の持ち主で、
なんだか常に胃痛を抱えていそうな顔をしているところが好きです。

シーズン1では責任感のある言動や行動が目立つ彼ですが、
シーズンを経るごとにどんどんはっちゃけたキャラクターになっていき、
そこがまた魅力でもあります。


現在配信されているのはシーズン3まで。

話数としては30話。

土日で一気見するには辛い数だとは思いますが、
ちまちま見ていればシーズン4には間に合うはず。

Netflixに契約している方は、
ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。



Netflix『アンブレラ・アカデミー』公式サイト
https://www.netflix.com/jp/title/80186863

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