Mr.井出のオススメ映画
2023/09/13
今回紹介する映画は「MEG ザ・モンスターズ2」です。
ネタバレもあるのでご注意ください。
潜水レスキューであるジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)は、
研究チームと共にマリアナ海溝まで潜り、
人工的に建造された謎の施設を発見した。
施設を調査しようとする彼らを、
滑落事故や絶滅したはずの巨大ザメ・メガロドンが襲い掛かる。
数々の難を辛くも退けたジョナスらはなんとか海面への浮上を成功させるが、
そんな彼らを追ってメガドロンがやってきて……。
あまりにも無茶苦茶…だけど面白い!
近年、映画好きの中では「サメ映画=チープ」のイメージがもはや常識として定着しているような気さえします。
各種配信サイトやレンタル店では、
いかにも安っぽいCGとほとんど見たことのない俳優、
さらには思い付きのような展開が連続する脚本の合わせ技で、
「なんとか低予算を実現したんだろうなあ」といったことを想像させる作品がずらりと並んでおり……
台風とサメが合体して人間を襲う「シャークネード」なんてまさにその典型。
栄光の「ジョーズ」時代は遥か昔といったところ。
そんなサメ映画不毛の2018年に製作されたのが「MEGザ・モンスター」、
今回ご紹介するのはその続編である「MEG ザ・モンスターズ2」となります。
主人公を演じるのはジェイソン・ステイサム。
他作品では襲い来る悪党をものともせずに返り討ちにする様を観られることが多い、
世界的アクション俳優です。
そもそも前作からしてこのステイサムが巨大サメを倒すという無茶苦茶な映画だったわけですが、
今作ではその無茶苦茶加減が倍増します。
今作でメインとなる舞台は前作同様に海。
前作と異なるのは、
深海の底という人類が未だ到達していない地点まで舞台が及ぶところにあります。
映画の前半では、
この深海の底からの脱出というのが山場となってくるわけですが、
そこで繰り広げられるのが徹頭徹尾
「そんなのありえないだろ!」のオンパレードなわけです。
超高性能な潜水服を着込んで深海を歩く、
巨大サメMEGと対峙する……
まではいいといして、
マリアナ海溝の底を潜水服なしで泳ぐというのはもはや人間ではないレベル。
普通ならば圧力でぺしゃんこです。
しかし、
劇場でこれを観ている間はさほど気にならないのだから、
ジェイソン・ステイサムの説得力の強さは不思議としか言いようがありません。
深海で様々なトラブルに見舞われながらもなんとか生還、
一気に地上近くの海へ。
主人公たちの後を追って深海に住んでいた巨大サメがやってきて、
ここからがようやく映画後半。
普通の作品ならばもうクライマックスだろうというところですが、
今作の場合はまだ半ばを超えたばかりのところです。
深海を抜け出した巨大サメたちは餌となる人間が大量にいるビーチへ。
ここから ジェイソン・ステイサム VS サメ VS 主人公たち の
敵対勢力による三つ巴の戦いが始まりますが、
ここでももちろんいい意味でツッコミどころ満載。
いろいろありましたが特に、
主人公が槍でサメと戦い始めた時は自分の目を疑いました。
さてこういった上記の要素が面白く楽しめるのは、
お金と時間をしっかりかけているから=映像がチープになっていないから
ということに尽きます。
十把一絡げのB級映画であればふざけたシーンになるような場面も、
今作ではとにかく真面目に作り込んでおり、
観客が苦痛になるようなことはありません。
どこを切り取ってもツッコミどころ満載ながらも、
作り手の情熱を感じられる最高のB級映画「MEG ザ・モンスターズ2」。
是非ともご覧になってみてはいかがでしょうか。
映画『MEG ザ・モンスター』公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/megthemonsters/index.html
映画「MEG ザ・モンスターズ2 」
今回紹介する映画は「MEG ザ・モンスターズ2」です。
ネタバレもあるのでご注意ください。
あらすじ
潜水レスキューであるジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)は、
研究チームと共にマリアナ海溝まで潜り、
人工的に建造された謎の施設を発見した。
施設を調査しようとする彼らを、
滑落事故や絶滅したはずの巨大ザメ・メガロドンが襲い掛かる。
数々の難を辛くも退けたジョナスらはなんとか海面への浮上を成功させるが、
そんな彼らを追ってメガドロンがやってきて……。
あまりにも無茶苦茶…だけど面白い!
「MEG ザ・モンスターズ2」の魅力
近年、映画好きの中では「サメ映画=チープ」のイメージがもはや常識として定着しているような気さえします。
各種配信サイトやレンタル店では、
いかにも安っぽいCGとほとんど見たことのない俳優、
さらには思い付きのような展開が連続する脚本の合わせ技で、
「なんとか低予算を実現したんだろうなあ」といったことを想像させる作品がずらりと並んでおり……
台風とサメが合体して人間を襲う「シャークネード」なんてまさにその典型。
栄光の「ジョーズ」時代は遥か昔といったところ。
そんなサメ映画不毛の2018年に製作されたのが「MEGザ・モンスター」、
今回ご紹介するのはその続編である「MEG ザ・モンスターズ2」となります。
主人公を演じるのはジェイソン・ステイサム。
他作品では襲い来る悪党をものともせずに返り討ちにする様を観られることが多い、
世界的アクション俳優です。
そもそも前作からしてこのステイサムが巨大サメを倒すという無茶苦茶な映画だったわけですが、
今作ではその無茶苦茶加減が倍増します。
今作でメインとなる舞台は前作同様に海。
前作と異なるのは、
深海の底という人類が未だ到達していない地点まで舞台が及ぶところにあります。
映画の前半では、
この深海の底からの脱出というのが山場となってくるわけですが、
そこで繰り広げられるのが徹頭徹尾
「そんなのありえないだろ!」のオンパレードなわけです。
超高性能な潜水服を着込んで深海を歩く、
巨大サメMEGと対峙する……
まではいいといして、
マリアナ海溝の底を潜水服なしで泳ぐというのはもはや人間ではないレベル。
普通ならば圧力でぺしゃんこです。
しかし、
劇場でこれを観ている間はさほど気にならないのだから、
ジェイソン・ステイサムの説得力の強さは不思議としか言いようがありません。
深海で様々なトラブルに見舞われながらもなんとか生還、
一気に地上近くの海へ。
主人公たちの後を追って深海に住んでいた巨大サメがやってきて、
ここからがようやく映画後半。
普通の作品ならばもうクライマックスだろうというところですが、
今作の場合はまだ半ばを超えたばかりのところです。
深海を抜け出した巨大サメたちは餌となる人間が大量にいるビーチへ。
ここから ジェイソン・ステイサム VS サメ VS 主人公たち の
敵対勢力による三つ巴の戦いが始まりますが、
ここでももちろんいい意味でツッコミどころ満載。
いろいろありましたが特に、
主人公が槍でサメと戦い始めた時は自分の目を疑いました。
さてこういった上記の要素が面白く楽しめるのは、
お金と時間をしっかりかけているから=映像がチープになっていないから
ということに尽きます。
十把一絡げのB級映画であればふざけたシーンになるような場面も、
今作ではとにかく真面目に作り込んでおり、
観客が苦痛になるようなことはありません。
どこを切り取ってもツッコミどころ満載ながらも、
作り手の情熱を感じられる最高のB級映画「MEG ザ・モンスターズ2」。
是非ともご覧になってみてはいかがでしょうか。
映画『MEG ザ・モンスター』公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/megthemonsters/index.html