豆知識
2025/12/17
こんにちは。
少し前までセミに警戒していたと思えば
あっという間に12月で今年もあと僅かとなりました。
忘年会などの予定が沢山詰まっている方もいるでしょう。
体を壊さないよう乗り切って頂けたらと思います!
1年ほど前から不定期で摂取してるビタミン系のサプリがありまして
その原材料名をみたら何と!カタツムリが居たんです。
思い返せば6年前、カタツムリの凄さを自分なりに掘り下げてみた
ブログがあったのですが、今になって身をもって体験していたようです。
https://eiki-business.co.jp/blog/2019/07/02/205
そんな生き物の構造や機能を模倣して、新しい技術開発やものづくりに
生かす科学技術(バイオミメティクス)って、私たちが日頃生活していく
中にもまだまだ沢山潜んでいるので今回はまたその辺のいくつかを
サラ~ッと紹介したいと思います。

ハニカムとは英語の「honeyconb(蜂の巣)」のことで
正六角形を隙間なく並べたものをハニカム構造と言います。
正六角形は同じ面積を埋める図形の中で外周が最も短いので
材料を節約しつつ強度が高いのか特徴です。
また、衝撃を吸収しやすく、断熱効果も持ち、軽量であることから
航空機や人工衛星などに使用されている構造でもあります。
身近なところではサッカーのゴールネットやダンボールなどにも
使われているのですが、最近ではハニカムクッションも有名ですよね。
座り心地もいいのですが、通気性にも優れていて夏場にとても重宝しました。
私もオフィスで使用しています。
余談ではありますが、幼いころに通っていた学校の校舎もハニカムでした。
結構珍しい作りだと思いますよ。

カワセミは川や池に生息するとても美しい青い鳥。
魚を捕るときに空中から水中へ高速でダイブしますが、
その際、殆んど水しぶきが立たないのは、細長く尖ったくちばしが
水や空気の抵抗を受けにくい形をしているから。
そんなの空気抵抗を減らすカワセミのくちばしの形状を真似して
新幹線の先頭部分が作られています。
これにより新幹線がトンネルに入る時にトンネル出口付近で発生していた
空気の衝撃波による大きな爆発音「トンネルドン現象」が減り
窓ガラスの破損や騒音の被害などで周辺住宅に影響を及ぼしていた問題も
解決されました。
また、その他にもフクロウの羽は静音飛行を可能にする特殊構造を持つとして
騒音低減技術にも利用されています。

最後はうちにも姫が2匹もおります、猫ちゃんです。
甘えてくるときなど、ザラザラした舌で至るところを舐められるのですが
そのザラザラとした猫の舌もまたバイオミメティクスとして活用されています。
それは掃除機!
猫の舌の表面には糸状乳頭と呼ばれる小さくザラザラとした突起が
一定方向を向いてついています。
その舌をブラシのように使い毛づくろいをするのですが、舐めとった毛は
固まって毛玉になります。
そんな点に注目し、シャープではサイクロン掃除機のダストカップ内に応用。
ゴミを吸い込むと猫が毛を舐め固めるようにゴミを圧縮して再膨張を防止。
これによりゴミは約1/5まで圧縮ができ、ホコリが舞い上がりも
激減しました。
余談ではありますが、うちの姫達もよく舐め合いをしています。
猫の舐め合い(アログルーミング)の場合、舐める側が「優位」で、
舐められる側が「従属的」と解釈されたりするのですが
本来、先住猫であるあずき(黒猫)が「優位」であるはずなのに
毎回、きなこ(キジ猫)の顔の前に”ほれ、舐めろ!”と言わんばかりに
頭を差し出します。
撫でられたりするのが大好きなあずきからしてみれば上下関係よりも
”気持ち良ければそれでいい”みたいです。
以上3つのバイオミメティクスを紹介してみましたがいかがでしたか。
探すとまだまだ沢山あるのでそれはまた次の機会に。
茉莉花でした。
出典
シャープ ネイチャーテクノロジー
https://jp.sharp/nature/
ジャパン・フォー・サステナビリティ
https://www.japanfs.org/ja/projects/biomimicry/index.html
東洋大学
https://www.toyo.ac.jp/contents/bmsv/casestudy_02/index.html
ハチだって凄いんです!バイオミメティクスのお話
こんにちは。
少し前までセミに警戒していたと思えば
あっという間に12月で今年もあと僅かとなりました。
忘年会などの予定が沢山詰まっている方もいるでしょう。
体を壊さないよう乗り切って頂けたらと思います!
1年ほど前から不定期で摂取してるビタミン系のサプリがありまして
その原材料名をみたら何と!カタツムリが居たんです。
思い返せば6年前、カタツムリの凄さを自分なりに掘り下げてみた
ブログがあったのですが、今になって身をもって体験していたようです。
https://eiki-business.co.jp/blog/2019/07/02/205
そんな生き物の構造や機能を模倣して、新しい技術開発やものづくりに
生かす科学技術(バイオミメティクス)って、私たちが日頃生活していく
中にもまだまだ沢山潜んでいるので今回はまたその辺のいくつかを
サラ~ッと紹介したいと思います。
ハチからヒントを得たハニカム構造

ハニカムとは英語の「honeyconb(蜂の巣)」のことで
正六角形を隙間なく並べたものをハニカム構造と言います。
正六角形は同じ面積を埋める図形の中で外周が最も短いので
材料を節約しつつ強度が高いのか特徴です。
また、衝撃を吸収しやすく、断熱効果も持ち、軽量であることから
航空機や人工衛星などに使用されている構造でもあります。
身近なところではサッカーのゴールネットやダンボールなどにも
使われているのですが、最近ではハニカムクッションも有名ですよね。
座り心地もいいのですが、通気性にも優れていて夏場にとても重宝しました。
私もオフィスで使用しています。
余談ではありますが、幼いころに通っていた学校の校舎もハニカムでした。
結構珍しい作りだと思いますよ。
カワセミが新幹線に!

カワセミは川や池に生息するとても美しい青い鳥。
魚を捕るときに空中から水中へ高速でダイブしますが、
その際、殆んど水しぶきが立たないのは、細長く尖ったくちばしが
水や空気の抵抗を受けにくい形をしているから。
そんなの空気抵抗を減らすカワセミのくちばしの形状を真似して
新幹線の先頭部分が作られています。
これにより新幹線がトンネルに入る時にトンネル出口付近で発生していた
空気の衝撃波による大きな爆発音「トンネルドン現象」が減り
窓ガラスの破損や騒音の被害などで周辺住宅に影響を及ぼしていた問題も
解決されました。
また、その他にもフクロウの羽は静音飛行を可能にする特殊構造を持つとして
騒音低減技術にも利用されています。
猫の舌のザラザラを・・・

最後はうちにも姫が2匹もおります、猫ちゃんです。
甘えてくるときなど、ザラザラした舌で至るところを舐められるのですが
そのザラザラとした猫の舌もまたバイオミメティクスとして活用されています。
それは掃除機!
猫の舌の表面には糸状乳頭と呼ばれる小さくザラザラとした突起が
一定方向を向いてついています。
その舌をブラシのように使い毛づくろいをするのですが、舐めとった毛は
固まって毛玉になります。
そんな点に注目し、シャープではサイクロン掃除機のダストカップ内に応用。
ゴミを吸い込むと猫が毛を舐め固めるようにゴミを圧縮して再膨張を防止。
これによりゴミは約1/5まで圧縮ができ、ホコリが舞い上がりも
激減しました。
余談ではありますが、うちの姫達もよく舐め合いをしています。
猫の舐め合い(アログルーミング)の場合、舐める側が「優位」で、
舐められる側が「従属的」と解釈されたりするのですが
本来、先住猫であるあずき(黒猫)が「優位」であるはずなのに
毎回、きなこ(キジ猫)の顔の前に”ほれ、舐めろ!”と言わんばかりに
頭を差し出します。
撫でられたりするのが大好きなあずきからしてみれば上下関係よりも
”気持ち良ければそれでいい”みたいです。
以上3つのバイオミメティクスを紹介してみましたがいかがでしたか。
探すとまだまだ沢山あるのでそれはまた次の機会に。
茉莉花でした。
出典
シャープ ネイチャーテクノロジー
https://jp.sharp/nature/
ジャパン・フォー・サステナビリティ
https://www.japanfs.org/ja/projects/biomimicry/index.html
東洋大学
https://www.toyo.ac.jp/contents/bmsv/casestudy_02/index.html