その他
2019/07/02
こんにちは、茉莉花です。
ちょうど去年も同じ月にブログの担当をしていまして
その頃に自分が書いたブログを読み返してみました。
「梅雨もそろそろ折り返し地点ですね」なんて書いていながら
その3日後、あっけなく梅雨が明けてしまうと言う・・・。
6月に梅雨が明けるとか誰が想像できたでしょう。
先ほど週間天気予報を確認しました。当分の間は大丈夫そう。
ですので今年も懲りずに言ってしまいます。
関東地方の梅雨もそろそろ折り返し地点ですね!
そして去年は梅雨らしく、紫陽花について話を展開していたので
今年もやっぱり梅雨らしく。
テーマは『カタツムリ』です。
カタツムリ(蝸牛)は陸に棲む巻貝の通称。
特にその中でも有肺類のうち殻が細長くないものを言う場合が多いとか。
カタツムリから殻を外したらナメクジになると思ってる方も少なからず
いると思いますが、ヤドカリなどとは違って、カタツムリは生まれた時から
殻を背負っています。
すでに体の一部なのです。
そして殻の中には生命維持に必要な内臓がいっぱい詰まっているわけですから
無理やり引き剥がそうとすれば死んでしまいます。
その一方、ナメクジはそう言った内臓系を上手く体にしまい込んでいて
カタツムリが進化した形と言えますが、殻がない分外敵から身を守るのが困難。
でも殻がない分、植木鉢や石の裏側など、狭い隙間に入り込める利点を活かした
身の守り方をすることが出来ます。
世界には約2万種類、日本には約700から800種類いると言われています。
何と言ってもカタツムリはカメと並び、動きが鈍い生物の代表格。
自分で移動することがとても困難なので、ごく狭い範囲でのみ活動をします。
またカタツムリは変温動物であるため自分で体温調節をする事が出来ません。
そのため、夏が近づいてくると暑さと乾燥から身を守るために夏眠をし、
冬が近づくと気温低下に伴い、食べ物を消化吸収する事が出来なくなるために
冬眠も始めます。
これだけ種類が多いのは、行動が鈍い上に活動期間が短いことに原因があります。
西日本と東日本では生息しているカタツムリの種類が全く違うと言われる程です。
南西諸島や小笠原諸島では島ごとに固有種が進化していることも多いので
近い将来、新種が見つかる可能性もあるかもですね。
今のような梅雨時期に元気に活動をしているカタツムリですが
分類上では有肺類、湿気は好むけれど水中呼吸が出来ないために実は雨が嫌い。
大雨を感じると溺れないように葉の上などに逃げます。
よく写真やイラストで見かける「紫陽花の葉の上のカタツムリ」は
緊急事態を察知したカタツムリなのかもしれません。
長い年月をかけて進化してきた生物は、優れた体構造や機能を持っていて
それらを模倣して様々な分野に生かす『バイオミメティクス(生物模倣)』
オナモミやゴボウの実の、くっついたら離れない性能を応用して作られた
面テープや、クモの糸の強度と伸縮性を模倣して作られた人工のクモの糸は
車や飛行機のボディーなどに幅広く用いられています。
そしてカタツムリもまたそんな優れた能力を秘めた生物でもあります。
それは「殻」の部分。
カタツムリの殻には細かくて規則正しい溝があり、その表面は薄い水の膜で
覆われているのでどんな汚れもすぐに浮き上がらせます。
ちょっと可哀想ではありますが、仮に油性マジックで殻に落書きをしたとします。
水だけで簡単に流し落とすことが出来るのです。
「カタツムリの殻は汚れない」そんな特徴を応用して出来たのが
「汚れない外壁タイル」LIXIL INAXの防汚テクノロジー「ナノ親水」です。
LIXIL 住宅外壁タイル スペシャルサイト
https://www.lixil.co.jp/lineup/tile/s/exwalltile/feature/default.htm
それともうひとつ。
地面などにカタツムリが這った後、キラキラと通った跡が光ってるのを
目にしたことはありませんか?
その分泌液にはタンパク質の分解酵素プロテアーゼが含まれていて
老化防止(アンチエイジング)に効果があるとされ、美容クリームやパックなどに
用いられています。
だからと言って野生の生きたカタツムリは様々な寄生虫を宿らせている
場合がありますので取り扱いには注意しましょう。
顔に乗せてる衝撃的が画像が検索で引っかかってきたので念のため・・・。
自然のチカラ~昆虫や野生動物、植物の不思議
https://animalbattles.wealthyblogs.com/?p=1885
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カタツムリ、のろまだけど凄いんです!
こんにちは、茉莉花です。
ちょうど去年も同じ月にブログの担当をしていまして
その頃に自分が書いたブログを読み返してみました。
「梅雨もそろそろ折り返し地点ですね」なんて書いていながら
その3日後、あっけなく梅雨が明けてしまうと言う・・・。
6月に梅雨が明けるとか誰が想像できたでしょう。
先ほど週間天気予報を確認しました。当分の間は大丈夫そう。
ですので今年も懲りずに言ってしまいます。
関東地方の梅雨もそろそろ折り返し地点ですね!
そして去年は梅雨らしく、紫陽花について話を展開していたので
今年もやっぱり梅雨らしく。
テーマは『カタツムリ』です。
カタツムリとナメクジの違いって?
カタツムリ(蝸牛)は陸に棲む巻貝の通称。
特にその中でも有肺類のうち殻が細長くないものを言う場合が多いとか。
カタツムリから殻を外したらナメクジになると思ってる方も少なからず
いると思いますが、ヤドカリなどとは違って、カタツムリは生まれた時から
殻を背負っています。
すでに体の一部なのです。
そして殻の中には生命維持に必要な内臓がいっぱい詰まっているわけですから
無理やり引き剥がそうとすれば死んでしまいます。
その一方、ナメクジはそう言った内臓系を上手く体にしまい込んでいて
カタツムリが進化した形と言えますが、殻がない分外敵から身を守るのが困難。
でも殻がない分、植木鉢や石の裏側など、狭い隙間に入り込める利点を活かした
身の守り方をすることが出来ます。
どのくらいの種類がいるのか?
世界には約2万種類、日本には約700から800種類いると言われています。
何と言ってもカタツムリはカメと並び、動きが鈍い生物の代表格。
自分で移動することがとても困難なので、ごく狭い範囲でのみ活動をします。
またカタツムリは変温動物であるため自分で体温調節をする事が出来ません。
そのため、夏が近づいてくると暑さと乾燥から身を守るために夏眠をし、
冬が近づくと気温低下に伴い、食べ物を消化吸収する事が出来なくなるために
冬眠も始めます。
これだけ種類が多いのは、行動が鈍い上に活動期間が短いことに原因があります。
西日本と東日本では生息しているカタツムリの種類が全く違うと言われる程です。
南西諸島や小笠原諸島では島ごとに固有種が進化していることも多いので
近い将来、新種が見つかる可能性もあるかもですね。
ちょっと意外?実はカタツムリは雨が嫌い
今のような梅雨時期に元気に活動をしているカタツムリですが
分類上では有肺類、湿気は好むけれど水中呼吸が出来ないために実は雨が嫌い。
大雨を感じると溺れないように葉の上などに逃げます。
よく写真やイラストで見かける「紫陽花の葉の上のカタツムリ」は
緊急事態を察知したカタツムリなのかもしれません。
凄いんです!カタツムリの能力
長い年月をかけて進化してきた生物は、優れた体構造や機能を持っていて
それらを模倣して様々な分野に生かす『バイオミメティクス(生物模倣)』
オナモミやゴボウの実の、くっついたら離れない性能を応用して作られた
面テープや、クモの糸の強度と伸縮性を模倣して作られた人工のクモの糸は
車や飛行機のボディーなどに幅広く用いられています。
そしてカタツムリもまたそんな優れた能力を秘めた生物でもあります。
それは「殻」の部分。
カタツムリの殻には細かくて規則正しい溝があり、その表面は薄い水の膜で
覆われているのでどんな汚れもすぐに浮き上がらせます。
ちょっと可哀想ではありますが、仮に油性マジックで殻に落書きをしたとします。
水だけで簡単に流し落とすことが出来るのです。
「カタツムリの殻は汚れない」そんな特徴を応用して出来たのが
「汚れない外壁タイル」LIXIL INAXの防汚テクノロジー「ナノ親水」です。
LIXIL 住宅外壁タイル スペシャルサイト
https://www.lixil.co.jp/lineup/tile/s/exwalltile/feature/default.htm
それともうひとつ。
地面などにカタツムリが這った後、キラキラと通った跡が光ってるのを
目にしたことはありませんか?
その分泌液にはタンパク質の分解酵素プロテアーゼが含まれていて
老化防止(アンチエイジング)に効果があるとされ、美容クリームやパックなどに
用いられています。
だからと言って野生の生きたカタツムリは様々な寄生虫を宿らせている
場合がありますので取り扱いには注意しましょう。
顔に乗せてる衝撃的が画像が検索で引っかかってきたので念のため・・・。
自然のチカラ~昆虫や野生動物、植物の不思議
https://animalbattles.wealthyblogs.com/?p=1885
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