Mr.井出のオススメ映画
2018/05/28
今回ご紹介する映画は、
『パイレーツオブカリビアン』シリーズや
『アルマゲドン』などのジェリー・ブラッカイマーが製作を務めた、
『ホース・ソルジャー』という作品になります。
以下、あらすじとなります。
ネタバレもありますのでご注意ください。
アメリカで起きた同時多発テロの翌日。
対テロ戦争の最前線部隊に志願したミッチ・ネルソン大尉は、
11名の兵士を引き連れアフガニスタンへと向かう。
彼に与えられた任務は、
反タリバン勢力を率いるドスタム将軍と協力し、
テロ集団の拠点となっているマザーリシャリーフを制圧するというもの。
戦車なども備えた5万を超えるタリバンの大軍勢に対し、
ミッチ達は1000人にも満たないドスタムの軍と共に戦うことになるのだが……。
実話を基にした映画は数多くあります。
最近の映画では、
スティーブン・スピルバーグ監督の『ペンタゴン・ペーパーズ』や
クリント・イーストウッド監督の『15時17分、パリ行き』などが挙げられます。
この手の映画は大抵の場合、
観ていてひたすら地味なのがお約束。
いくらドラマティックに脚色したところで、
「宇宙人が地球侵略に来て~」だとか、
「生身で空を飛ぶ超人がいて~」だとか、
そういうことが起きるわけもないので、
絵面が地味なのも仕方ないのですが、
「これじゃあ家で奇跡体験アンビリバボー見てるのと変わらないじゃん……」
と思ってしまう人が大勢いるのも事実。
しかし、この『ホース・ソルジャー』は違います。
実話ベースの映画にも関わらずとにかく派手。
物語の大筋は「爆発、銃撃、男達の友情」と、
いい意味で大味。
これほどまでに昔ながらの大作アクション映画の香りが漂う実話系映画は、
恐らくハリウッド史上初めて生まれたのではないでしょうか。
この映画のキモとなるのが、
タイトルにもなっている馬の存在。
時速何百キロで空を飛ぶことが当たり前の21世紀が舞台の映画にも関わらず、
主人公達は馬に乗って銃を持った軍隊と戦います。
もちろんこれは、
「道が整備されていない山岳地帯での戦いなので馬の方が何かと便利」
という明確な理由があってのことで、
決して「カッコイイから」とか、
そういう単純な理由で事実を脚色した結果というわけではないのです。
個人的に好きだったのが、
部隊のうちのひとりであるハル准尉を演じたマイケル・シャノンの演技。
『シェイプ・オブ・ウォーター』では暴力的な軍人を演じた彼でしたが、
今作では仲間と家族のことを思いやる素敵な軍人へと転身。
生来の暗殺者みたいな顔つきのせいで、
ドスタム将軍から「命を奪った者の瞳だ」なんてことを言われてちょっと苦々しい表情をしたり、
慣れない馬にのったせいなのか椎間板ヘルニアを発症して申し訳なさそうに仲間の肩に支えられたりと、
『シェイプ・オブ・ウォーター』とのギャップを感じられる優しい演技が特徴的でした。
一応、話の流れを最後まで大まかに書いておくと、
紆余曲折あったもののついに任務は最終段階へ
→ しかしドスタム将軍が、
敵対する派閥の人間が先行してマザーリシャリーフに到着すると知って軍を引き上げてしまう
→ 残された主人公達が一部の民兵と共にマザーリシャリーフへ
→ 主人公との友情を感じていたドスタム将軍が、
態度を翻して軍を引き連れ戦闘に参加
→ 味方の一部が重傷を負うなど、
敵勢力の攻撃によりピンチに陥るものの、
主人公達は起死回生を狙い馬に乗って敵陣へ突撃(!)
→ マザーリシャリーフを無事奪還。
主人公が率いる12人の部隊は誰一人欠けることなくアメリカへ帰還。
……といった感じでした。
「これぞまさしくアクション映画だ!」という一本になっております。
ポップコーンでもかじりながら大スクリーンで観た方が間違いなく楽しめる映画だと思いますので、
気になった方は是非とも映画館でご覧になってみてはいかがでしょうか。
『ホース・ソルジャー』公式サイト
http://gaga.ne.jp/horsesoldiers/
馬と戦争と映画と
今回ご紹介する映画は、
『パイレーツオブカリビアン』シリーズや
『アルマゲドン』などのジェリー・ブラッカイマーが製作を務めた、
『ホース・ソルジャー』という作品になります。
以下、あらすじとなります。
ネタバレもありますのでご注意ください。
あらすじ
アメリカで起きた同時多発テロの翌日。
対テロ戦争の最前線部隊に志願したミッチ・ネルソン大尉は、
11名の兵士を引き連れアフガニスタンへと向かう。
彼に与えられた任務は、
反タリバン勢力を率いるドスタム将軍と協力し、
テロ集団の拠点となっているマザーリシャリーフを制圧するというもの。
戦車なども備えた5万を超えるタリバンの大軍勢に対し、
ミッチ達は1000人にも満たないドスタムの軍と共に戦うことになるのだが……。
21世紀の騎兵隊 『ホース・ソルジャー』の魅力
実話を基にした映画は数多くあります。
最近の映画では、
スティーブン・スピルバーグ監督の『ペンタゴン・ペーパーズ』や
クリント・イーストウッド監督の『15時17分、パリ行き』などが挙げられます。
この手の映画は大抵の場合、
観ていてひたすら地味なのがお約束。
いくらドラマティックに脚色したところで、
「宇宙人が地球侵略に来て~」だとか、
「生身で空を飛ぶ超人がいて~」だとか、
そういうことが起きるわけもないので、
絵面が地味なのも仕方ないのですが、
「これじゃあ家で奇跡体験アンビリバボー見てるのと変わらないじゃん……」
と思ってしまう人が大勢いるのも事実。
しかし、この『ホース・ソルジャー』は違います。
実話ベースの映画にも関わらずとにかく派手。
物語の大筋は「爆発、銃撃、男達の友情」と、
いい意味で大味。
これほどまでに昔ながらの大作アクション映画の香りが漂う実話系映画は、
恐らくハリウッド史上初めて生まれたのではないでしょうか。
この映画のキモとなるのが、
タイトルにもなっている馬の存在。
時速何百キロで空を飛ぶことが当たり前の21世紀が舞台の映画にも関わらず、
主人公達は馬に乗って銃を持った軍隊と戦います。
もちろんこれは、
「道が整備されていない山岳地帯での戦いなので馬の方が何かと便利」
という明確な理由があってのことで、
決して「カッコイイから」とか、
そういう単純な理由で事実を脚色した結果というわけではないのです。
個人的に好きだったのが、
部隊のうちのひとりであるハル准尉を演じたマイケル・シャノンの演技。
『シェイプ・オブ・ウォーター』では暴力的な軍人を演じた彼でしたが、
今作では仲間と家族のことを思いやる素敵な軍人へと転身。
生来の暗殺者みたいな顔つきのせいで、
ドスタム将軍から「命を奪った者の瞳だ」なんてことを言われてちょっと苦々しい表情をしたり、
慣れない馬にのったせいなのか椎間板ヘルニアを発症して申し訳なさそうに仲間の肩に支えられたりと、
『シェイプ・オブ・ウォーター』とのギャップを感じられる優しい演技が特徴的でした。
一応、話の流れを最後まで大まかに書いておくと、
紆余曲折あったもののついに任務は最終段階へ
→ しかしドスタム将軍が、
敵対する派閥の人間が先行してマザーリシャリーフに到着すると知って軍を引き上げてしまう
→ 残された主人公達が一部の民兵と共にマザーリシャリーフへ
→ 主人公との友情を感じていたドスタム将軍が、
態度を翻して軍を引き連れ戦闘に参加
→ 味方の一部が重傷を負うなど、
敵勢力の攻撃によりピンチに陥るものの、
主人公達は起死回生を狙い馬に乗って敵陣へ突撃(!)
→ マザーリシャリーフを無事奪還。
主人公が率いる12人の部隊は誰一人欠けることなくアメリカへ帰還。
……といった感じでした。
「これぞまさしくアクション映画だ!」という一本になっております。
ポップコーンでもかじりながら大スクリーンで観た方が間違いなく楽しめる映画だと思いますので、
気になった方は是非とも映画館でご覧になってみてはいかがでしょうか。
『ホース・ソルジャー』公式サイト
http://gaga.ne.jp/horsesoldiers/