広告は商品の売上に多大な影響を及ぼすことがあります。
そのため少しでも効果が大きい広告を作りたいと考えている企業が多いようです。

そこで注目される機会が増えたのが、AR（拡張現実）を使った広告です。
ARを使うと本当に広告の効果は大きくなるのでしょうか。

そこで今回は100名の方にご協力いただき、効果があると思うかアンケート調査を実施しました。

【質問】AR（拡張現実）を使った広告の効果はあると思いますか？ないと思いますか？

【回答数】

あり：72
なし：28

■調査地域：全国
■調査対象：年齢不問・男女
■調査期間：2017年02月28日～2017年03月14日
■有効回答数：100サンプル

「あり」が多数派！興味をひかれるし実物に近いから

アンケートの結果、「あり」と答えた人の方が多く、72名いました。

・ARで見ることで、より世界観が伝わるし、わくわくすると思う。ゲームや映画などその世界に入り込めるような広告だと興味が湧く。（20代／女性／専業主婦（主夫））

・動いたり飛び出したりする広告のほうが興味は湧くので効果はあると思う。（30代／女性／パート・アルバイト）

・やはり実際に行っている事と似ている事であり広告のリアルな感じが出ます（40代／男性／正社員）

・より実物に近く、五感に訴えることができるので効果があると思う（20代／女性／正社員）

興味が湧くことを理由に挙げている人が多数見られました。ARを用いた広告はまだ多くはないので、新しいものが好きな人は興味をひかれやすいと考えられます。

また、ARはゲームなどにも広く用いられているので、アミューズメントの感覚で見たくなる人もいるのではないでしょうか。実物に近いから、という理由も多く挙げられました。従来の広告の場合、実際の商品とイメージが異なっているケースも珍しくないでしょう。

一般的にARを用いた広告では、立体的に商品のイメージを把握できます。そのため、実物との差を感じることが少ないのも頷けますよね。

分かりにくいから効果は小さい！商品の魅力が重要という意見も

アンケートの結果、「なし」と答えた人は28名でした。

・イマイチ解りにくいと思うので、あまり色々細工などはしない方がいいと思う。（40代／男性／正社員）

・特殊な広告は見ている方も疲れるので、あまり効果は無いと思われます（30代／男性／正社員）

・高齢化社会の中でそうした効果は若者向けのイメージがあるので、お年寄りには難しいと思います。（20代／女性／パート・アルバイト）

・広告自体に興味を持つと思いますが、宣伝効果は少ないと思います。（40代／女性／個人事業主）

分かりにくいから、という理由が目立ちました。従来の紙媒体の広告に慣れていると、ARの表示は見にくいと感じるかもしれません。スマホなどのデバイスを用いて見る行為を煩雑に感じる人も多いのではないでしょうか。

また、商品の購入に繋がるわけではないと考えている人も見受けられました。たしかに広告にインパクトがあっても、商品に興味を持ってもらえるとは限りません。せっかくARを用いても、商品が魅力的でないと購入してもらえる可能性は低いでしょう。

若者に効果があると考えている人が多い！高齢者向けの工夫が大切

今回のアンケートでは、7割以上の人が「あり」と回答しました。
しかし、「なし」と答えた人と共通点がある意見も少なくありませんでした。

たとえば、「あり」と答えた人の中には、若者の興味をひきやすいと考えている方が多いようです。一方で「なし」と答えた人の中には、高齢者には分かりにくいという意見が見られました。

つまり若者に限定した場合、効果があると考えている人が多い結果であったといえます。ARを用いた広告の効果を上げたいなら、若者以外でも見やすくする工夫をしてみてはいかがでしょうか。

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