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2017/04/14

AR技術は防災にも生きる!

英揮ブログ

こんにちは。EIKIの里嶋です。


最近いろいろなところで「AR」という話をよく聞きます。


今日で熊本地震の発生よりちょうど一年が経ちますが、

今回は防災訓練に「AR」を生かした取り組みをご紹介いたします。



防災に生かすAR


東京都の三鷹市立第七小学校では、

昨年から防災訓練に「AR」を取り入れました。

ゴーグルを持った児童らがしゃがみながら廊下を歩く。ゴーグルの中では、廊下に充満した火事の煙が再現され、手探りで歩く児童らは互いにぶつかり、足が止まることもある。校庭では、首もとまで水没する疑似体験をARで味わった。2月末にあった訓練に参加した辻本真歩さんは「煙で何も見えなくなって怖かった。水没体験では、がれきが流れ、他の人を助けられる余裕はない」と話す。
出典:Yahoo!NEWS 防災に生かすARとVR 小学校の訓練「反応段違い」



ゴーグルを通した「AR」技術によるリアルな表示によって、

火災が起きた際に煙を吸わないよう体を低くして避難する必要性を覚え、

津波や水害による被害を実際に疑似体験できます。


東日本大震災から6年が経ち、

地震に対する防災意識も残念ながら徐々に薄れていき、

こういった防災訓練もマンネリ化しがちでしたが、

実際に被災した疑似体験をすることによって、

こどもたちの“「反応が段違い。もっと普及したらいいと思う」”と驚いたとのことでした。


スマホアプリ『ARハザードスコープ』


また、自治体が作ったハザードマップの情報を取り込み、

その内容をGPS情報と連動しスマホの画面を通して、

実際のその場所に防災情報が合成して表示される『ARハザードスコープ』というアプリもあります。





例えば浸水の深さであれば、

人や建物と水のCGをスマホの画面を通して重ねてみることができるのでイメージしやすいとのこと。

出典:株式会社キャドセンター 『ARハザードスコープ』



現在は9ヵ所の自治体のハザードスコープが公開されているとのことで、

今後もさらに多くの自治体のハザードスコープが公開されることを期待します。



改めて見つめなおそう


先述のとおり、

ちょうど一年前の4月14日の21時26分に、

熊本県熊本市を中心に震度7の大きな地震が発生いたしました。


その後も震度7や震度6の地震が相次ぎ、

各地で甚大な被害が発生いたしました。





熊本地震からちょうど一年という節目に、


皆さんも改めて地震対策など防災について見つめなおす必要があると思います。



熊本地震で被害に遭われた皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、

被災地の一日も早い復興を心より祈念いたします。

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