ARの広告!一般の人たちの反応は?
スマホの画面に動画を現実の世界に重ね合わせて表現するARという技術が広告に用いられることがあります。雑誌やカタログの中にあるイラストや写真にカメラアプリをかざすと動画が見られるというシステムです。
一般の人の知名度はまだまだ低いARですが、実際にこのサービスを目にしたときどのように感じるものなのでしょうか。
今回はARに関する一般の人の意識調査のために全国的なアンケートをしてみました。
【質問】雑誌やカタログ内にカメラアプリをかざすと動画がみれるものがあったら見たいと思いますか?
【回答数】
見てみたい:69
見てみない:31
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年02月28日~2017年03月14日
■有効回答数:100サンプル
見てみたいというポジティブな意見が多数派に!
アンケートの結果、見てみたいと感じる人が多くなりました。
・静止画だけしか見ることのできない紙媒体に、今までにない面白さが加わるし、アナログとデジタルの融合が面白い。(50代/男性/個人事業主)
・面白いし、静止画より動画の方が詳しい情報が得られると思うから(20代/女性/個人事業主)
・動きのあるほうが商品も説明しやすいだろうし、見ている方もわかりやすいから。その場でも買いたくなります。(30代/男性/正社員)
・購入を考えている商品だったら、動画が見られたほうが購買意欲は高まると思う。細部に商品が見られるため(30代/男性/個人事業主)
・服や靴など、動画でみたほうが質感やシルエットがよく分かるから、参考になる。ヘアアレンジも紙面より、動画で見られたら分かりやすい。(20代/女性/専業主婦(主夫))
2Dである紙媒体のものに、3Dである動画が組み合わされていることがユニークで面白さを感じるという声が上がっています。
また、興味がある商品についてより詳しい情報を得られるツールとして利用してみたいという人も多いようです。特にファッションアイテムなどは紙面だけではわからないフィット感や素材、デザインなど細かい情報が動画によって見られるのは大きなメリットと感じられるのでしょう。
動画で見ることでアピール力が高まり、購買意欲に直接結びつく様子がうかがえますね。
見たくないと答えた人の心理とは?
一方、少数派になりましたが見たくないと答えた人たちもいます。
・わざわざカメラを起動して動画を見るのが面倒くさく感じる為、スルーしてしまうと思います。(20代/女性/無職)
・動画を見るのは正直面倒だと感じるから、わざわざ広告を見るために携帯を取り出したりはしないと思う(20代/女性/学生)
・それは有料で見るものじゃなくて無料の広告で見るものですよ、なのでみない(30代/男性/正社員)
・ネットのフィッシング被害も年々巧妙になってきていると聞くので、カメラアプリを使ったフィッシングでは?と疑ってしまう自分がいるので、あえて見ない。(40代/女性/正社員)
そもそも動画を見るのが面倒だといった人や、カメラのアプリを起動するのが手間に感じるという人も少なくないようです。スマホなどの電子機器をそれほど使わない人や動画を見る習慣がない人にとっては少し億劫に感じられるのかもしれませんね。
また、料金がかかるのではないか、フィッシングなのではないかと警戒する人もいるようです。ARというサービスの認知度がまだまだ浸透していないこともあり、こうした新しいサービスを使うことに慎重になってしまう傾向がある様子もうかがえます。
大多数はポジティブな意見だけどまだまだ知らない人も多いAR
今回のアンケートを通じて約7割の人が見てみたいと回答しており、ポジティブな意見が多数派だということがわかりましたね。
楽しそうだと感じる人や、実際に商品を購入する上で参考になりそうだと思っている人が多くいました。広告としてARを使用することで販促効果がありそうだということが感じられたのではないでしょうか。
一方で、人によってはわざわざ動画を見るのは面倒だし、何かの被害に遭いそうで怖いと感じるといった意見もあるようです。ARについての認知度が上がっていくことで少しずつこうしたサービスの利用者も増えていくかもしれませんね。
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