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2026/03/30

映画「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」感想

英揮ブログ


今回紹介する映画は「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」です。



あらすじ


明治時代末期の北海道。

日露戦争帰りの軍兵である杉本佐一(演・山崎賢人)は、
アイヌの少女アシリパ(演・山田杏奈)と共に、
アイヌ民族から奪われた金塊を求めて北海道中を駆け回る。
 
杉本達は金塊のありかの鍵を握るアシリパの父・ウィルク(演・井浦新)に会うため、
網走監獄に侵入することを計画する。

しかしそんな彼らの前に、
同じく金塊を狙う陸軍将校である鶴見中尉(演・玉木宏)が立ちはだかる…。



実写版のアシリパさんを演じたのは山田杏奈さん。

漫画版アシリパさんの年齢と山田杏奈さんの年齢は結構差があるはずなのに違和感がまったく無かったのが凄いと思います。
(画・筆者))




実写化の正解がここにある!「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」の魅力


漫画作品の実写化は以前と比べて明確にレベルが上がっている気がして、
いわゆる“ダメ実写映画”的な作品は近年ではほぼ無くなっているのかなと思います
(ドラマだと原作改変等でたびたび問題があったりするみたいですが…)。

今回紹介する「ゴールデンカムイ網走監獄襲撃編」も案の定というべきか超高クオリティで、
原作ファンを唸らせるような出来栄えになっておりましたよ。


漫画原作の実写映画化にあたって一番の障害となるのはキャスティングな気がしていて、
今作の製作陣はそれを十二分に理解していたのかなという印象。

どのキャラクターを見回しても魂の形が原作と同じというか、
纏った空気感が原作そのもの。

特殊メイク、衣装班はもちろん、
俳優陣が相当気合を入れて臨んだ作品なんだなと思いました。

中でも、
今作から登場する宇佐美というキャラクターを演じた稲葉友さんの怪演はお見事。

あどけなさすら感じる顔つきに原作のサイコパス感を凝縮させており、
宇佐美ファンは堪らなかったのではないでしょうか。

個人的には宇佐美が出てくるアクションシーンすべてが“痛そう”なのが最高でした。


漫画数巻分を映画化するにあたってネックになるのが話の取捨だとは思うのですが、
この辺りもスマートに解決していた印象を受けました。

ファン待望であるラッコ鍋のエピソードを映画冒頭に入れて観客のテンションを一気に高めた後は、
重要なエピソードだけ過不足なく拾って、
クライマックスである網走監獄襲撃までコメディとシリアスを反復横跳びしながら走り抜ける脚本は、
まさにゴールデンカムイという感じでした。


それと、個人的に特筆したいのは、
山崎賢人が演じる“不死身の杉本”のアクションシーン。

網走監獄からの脱出のために第七師団と監獄の囚人たちと戦う集団戦、
そして映画オリジナルであるVS二階堂戦は、
“生き残る”という点においていかに杉本が優れているかということをこちらに理解させることを肝としたアクションの連続で、
その独創性とクオリティはハリウッド顔負けのレベルだったと思います。


ゴールデンカムイ網走監獄襲撃編は今も劇場公開中だと思いますので、
原作ファンでお時間ある方は観ても損はないと思います。

前作を見たことのある方は観てみることをおすすめします。


映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』公式サイト
https://kamuy-movie.com/

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