Mr.井出のオススメ映画
2018/12/21
今回ご紹介するのは、
サメ映画界に新しい風を吹き込んだ「シャークネード」シリーズの完結作、
「シャークネード:ラストチェーンソー」になります。
以下、あらすじになります。
シャークネード(サメを伴った超巨大台風。人を襲う)により滅亡した世界をひとりさまよう主人公のフィン。
そんな彼の前に、
未来の世界から時を超えてやってきたという息子のギルが現れる。
バッチ型のタイムマシンを息子から託されたフィンは、
世界を救うためにあらゆる時代に飛んでシャークネードと戦うのだが……。
サメ映画界の問題児筆頭
台風の力を得た空飛ぶサメが人間を襲うという突き抜けたワンアイデアが評価され、
アメリカでバカウケした映画、
「シャークネード」の公開から五年。
一年に一本以上のハイペースで新作が作られ、
そしてそのたびに製作陣の悪ふざけが加速して、
気づけばもう六作目。
シリーズ当初はアメリカのごく一部を襲っていたシャークネードが全世界に発生し、
世界が滅亡して終わるというあまりに衝撃的なエンドを迎えた
「シャークネード:ワールドタイフーン」の公開から一年余り。
全B級サメ映画ファン待望のシリーズ最新作にて最終作。
それが、「シャークネード:ラストチェーンソー」なのです。
この映画は最初からアクセル全開で始まります。
恐竜滅亡の瞬間の時代にタイムスリップした主人公が、
プテラノドンを操る仲間の力を借りて地球最古のシャークネードを爆破する展開が、
オープニングソングが流れるまでのおよそ10分間のうちに繰り広げられるのです。
油断していると何が起きたのかさえもわかりません。
ちょっとした辻斬りに遭ったかのような気分です。
あぜんとしている観客を置き去りに、
主人公は仲間たちと共にシャークネードを追って次の時代に飛びます。
気づけば、
5世紀から6世紀の雪深いヨーロッパ地方です。
海から接近してくるシャークネードを発見した主人公は、
勇者しか使うことが出来ないという伝説の武器、
黄金チェーンソーを使ってシャークネードと戦い、
これを撃退します。
この辺りになってくると、
こちらとしてもこの映画の楽しみ方がすっかりわかってきて、
どんな展開でも受け入れる器量がすっかり出来上がっているころです。
それからは、アメリカ独立戦争の時代、西部開拓時代、現代、
さらには20013年の未来と様々な時代を足早に駆け抜け、
最終的にはシャークネードを操る力を得た、
サイボーグ化した自分の妻を倒すことで物語はハッピーエンドを迎えます。
さて、ここまで見ておわかりの通り、
この映画は最初から最後まで支離滅裂です。
そもそもを言ってしまえば、
台風の力を得た空飛ぶサメという設定が意味不明でしょう。
サメが海中を離れれば呼吸が出来ないのは当たり前です。
しかし、この映画があらがえない魅力に溢れているのは、
「やりたいことをやってやろうぜ!」と、
大人であるはずの作り手が全力で悪ふざけを楽しんでいる姿が目に浮かぶからだと僕は思っています。
とはいえど、
真面目に観るための映画ではないことは確かです。
のんびりとお酒でも飲みながら、
画面の向こうにいる作り手と一緒に映画を楽しむような気分で鑑賞してみてはいかがでしょうか。
『シャークネード ラスト・チェーンソー』公式サイト
http://sharknado.jp/
サメと台風と映画と
今回ご紹介するのは、
サメ映画界に新しい風を吹き込んだ「シャークネード」シリーズの完結作、
「シャークネード:ラストチェーンソー」になります。
以下、あらすじになります。
あらすじ
シャークネード(サメを伴った超巨大台風。人を襲う)により滅亡した世界をひとりさまよう主人公のフィン。
そんな彼の前に、
未来の世界から時を超えてやってきたという息子のギルが現れる。
バッチ型のタイムマシンを息子から託されたフィンは、
世界を救うためにあらゆる時代に飛んでシャークネードと戦うのだが……。
サメ映画界の問題児筆頭
「シャークネード:ラストチェーンソー」の魅力
台風の力を得た空飛ぶサメが人間を襲うという突き抜けたワンアイデアが評価され、
アメリカでバカウケした映画、
「シャークネード」の公開から五年。
一年に一本以上のハイペースで新作が作られ、
そしてそのたびに製作陣の悪ふざけが加速して、
気づけばもう六作目。
シリーズ当初はアメリカのごく一部を襲っていたシャークネードが全世界に発生し、
世界が滅亡して終わるというあまりに衝撃的なエンドを迎えた
「シャークネード:ワールドタイフーン」の公開から一年余り。
全B級サメ映画ファン待望のシリーズ最新作にて最終作。
それが、「シャークネード:ラストチェーンソー」なのです。
この映画は最初からアクセル全開で始まります。
恐竜滅亡の瞬間の時代にタイムスリップした主人公が、
プテラノドンを操る仲間の力を借りて地球最古のシャークネードを爆破する展開が、
オープニングソングが流れるまでのおよそ10分間のうちに繰り広げられるのです。
油断していると何が起きたのかさえもわかりません。
ちょっとした辻斬りに遭ったかのような気分です。
あぜんとしている観客を置き去りに、
主人公は仲間たちと共にシャークネードを追って次の時代に飛びます。
気づけば、
5世紀から6世紀の雪深いヨーロッパ地方です。
海から接近してくるシャークネードを発見した主人公は、
勇者しか使うことが出来ないという伝説の武器、
黄金チェーンソーを使ってシャークネードと戦い、
これを撃退します。
この辺りになってくると、
こちらとしてもこの映画の楽しみ方がすっかりわかってきて、
どんな展開でも受け入れる器量がすっかり出来上がっているころです。
それからは、アメリカ独立戦争の時代、西部開拓時代、現代、
さらには20013年の未来と様々な時代を足早に駆け抜け、
最終的にはシャークネードを操る力を得た、
サイボーグ化した自分の妻を倒すことで物語はハッピーエンドを迎えます。
さて、ここまで見ておわかりの通り、
この映画は最初から最後まで支離滅裂です。
そもそもを言ってしまえば、
台風の力を得た空飛ぶサメという設定が意味不明でしょう。
サメが海中を離れれば呼吸が出来ないのは当たり前です。
しかし、この映画があらがえない魅力に溢れているのは、
「やりたいことをやってやろうぜ!」と、
大人であるはずの作り手が全力で悪ふざけを楽しんでいる姿が目に浮かぶからだと僕は思っています。
とはいえど、
真面目に観るための映画ではないことは確かです。
のんびりとお酒でも飲みながら、
画面の向こうにいる作り手と一緒に映画を楽しむような気分で鑑賞してみてはいかがでしょうか。
『シャークネード ラスト・チェーンソー』公式サイト
http://sharknado.jp/