Mr.井出のオススメ映画
2017/08/28
映画版「スパイダーマン」も、
リブートを重ねてもう３シリーズ目。
今回ご紹介するのは、
そんなスパイダーマンの最新作、
「スパイダーマン：ホームカミング」になります。
以下、あらすじとなります。
高校生のピーター・パーカーは、
放課後になると〝親愛なる隣人〟スパイダーマンとして、
ニューヨークで限定的なヒーロー活動をしていた。
単なる人助けを中心とする活動では満足できず、
さらなる活躍を望んでいたピーターはある日、
ふとしたことをきっかけに、
違法に兵器を売買している現場に遭遇してしまう。
ピーターは兵器を売買していた犯人を捕まえようとするが、
密売組織のボスであるバルチャーにあっさり返り討ちにされてしまう。
それでも彼は諦めずに組織の活動を止めようとするのだが……。
そのド迫力の映像とアメコミ映画への物珍しさのせいもあり、
世界的にスマッシュヒットしました。
主演俳優を変更して２０１２年に製作・放映された、
二代目である「アメイジング・スパイダーマン」シリーズは、
ヒットこそしたものの、製作側が想定していたような興行収入が上げられず２作目で打ち切り。
そして、アメコミ映画全盛真っ只中の現在に製作・上映され、世界中で大ヒットを記録しているのが、
三代目である「スパイダーマン：ホームカミング」なのです。
全体的になんとなく暗い印象を受けるのが初代。
そのイメージを払拭させるべく、
一転して軽さすら感じるほど明るい雰囲気にしたのが二代目。
「さあ次はどんなスパイダーマンになるのだろう」とワクワクしながら鑑賞した三代目、
なんと学園コメディーになっていたので驚きでした。
しかし、これが期待はずれだったのかと言えばそうではありません。
個人的な感想ですが、
「ホームカミング」はアクション、ドラマ、脚本のどれをとっても、
歴代最高の「スパイダーマン」だと思います。
主人公のピーター・パーカーがヒーローになるまでの道のりを、
これまでのどの「スパイダーマン」よりも丁寧に描いた今作は、
作品全体を通して観客が思わず主人公であるピーターのことを応援してしまうように作られています。
脚本の妙もありますが、
何より主役を演じたトム・ホランドの成人を迎えたとは思えない幼い顔立ちと、
彼の演技力がなせる技でしょう。
クライマックスに待ち受ける、
ピーターがヒーローとして立ち上がる場面は必見です。
個人的にこのシーンは、
思わず拳を握ってしまうような、
シリーズ屈指の一幕でした。
ドラマだけではなく、
アクションもまた斬新かつ素晴らしい。
今までのスパイダーマンといえば、
蜘蛛の糸を用いたビルの谷間のターザンジャンプが見せ場でしたが、
今作ではあえてそのようなお約束のアクションは封印。
逆に、ビルが無い高速道路や背の低い民家が立ち並ぶような地域などにおける、
蜘蛛の糸による移動が困難な場所でのスパイダーマンのアクションを見せることにより、
今までの作品との差別化を図っています。
予告でも使われている、
真っ二つに割れていく船を糸で繋ぎとめようとするアクションは、
初代「スパイダーマン２」のオマージュにもなっています。
ファンにとっては印象深いと感じるのではないでしょうか。
初代とも二代目とも違う「スパイダーマン」。
良い意味で観た人の期待を裏切る作品となっておりますので、
シリーズを観たことがない人はもちろん、
観たことがある人にこそおススメしたい一本です。
『スパイダーマン：ホームカミング』公式サイト
http://www.spiderman-movie.jp/
蜘蛛とリブートと映画と
映画版「スパイダーマン」も、
リブートを重ねてもう３シリーズ目。
今回ご紹介するのは、
そんなスパイダーマンの最新作、
「スパイダーマン：ホームカミング」になります。
以下、あらすじとなります。
あらすじ
高校生のピーター・パーカーは、
放課後になると〝親愛なる隣人〟スパイダーマンとして、
ニューヨークで限定的なヒーロー活動をしていた。
単なる人助けを中心とする活動では満足できず、
さらなる活躍を望んでいたピーターはある日、
ふとしたことをきっかけに、
違法に兵器を売買している現場に遭遇してしまう。
ピーターは兵器を売買していた犯人を捕まえようとするが、
密売組織のボスであるバルチャーにあっさり返り討ちにされてしまう。
それでも彼は諦めずに組織の活動を止めようとするのだが……。
帰ってきたスパイダーマン
２００２年から放映された初代「スパイダーマン」の３部作は、そのド迫力の映像とアメコミ映画への物珍しさのせいもあり、
世界的にスマッシュヒットしました。
主演俳優を変更して２０１２年に製作・放映された、
二代目である「アメイジング・スパイダーマン」シリーズは、
ヒットこそしたものの、製作側が想定していたような興行収入が上げられず２作目で打ち切り。
そして、アメコミ映画全盛真っ只中の現在に製作・上映され、世界中で大ヒットを記録しているのが、
三代目である「スパイダーマン：ホームカミング」なのです。
全体的になんとなく暗い印象を受けるのが初代。
そのイメージを払拭させるべく、
一転して軽さすら感じるほど明るい雰囲気にしたのが二代目。
「さあ次はどんなスパイダーマンになるのだろう」とワクワクしながら鑑賞した三代目、
なんと学園コメディーになっていたので驚きでした。
しかし、これが期待はずれだったのかと言えばそうではありません。
個人的な感想ですが、
「ホームカミング」はアクション、ドラマ、脚本のどれをとっても、
歴代最高の「スパイダーマン」だと思います。
主人公のピーター・パーカーがヒーローになるまでの道のりを、
これまでのどの「スパイダーマン」よりも丁寧に描いた今作は、
作品全体を通して観客が思わず主人公であるピーターのことを応援してしまうように作られています。
脚本の妙もありますが、
何より主役を演じたトム・ホランドの成人を迎えたとは思えない幼い顔立ちと、
彼の演技力がなせる技でしょう。
クライマックスに待ち受ける、
ピーターがヒーローとして立ち上がる場面は必見です。
個人的にこのシーンは、
思わず拳を握ってしまうような、
シリーズ屈指の一幕でした。
ドラマだけではなく、
アクションもまた斬新かつ素晴らしい。
今までのスパイダーマンといえば、
蜘蛛の糸を用いたビルの谷間のターザンジャンプが見せ場でしたが、
今作ではあえてそのようなお約束のアクションは封印。
逆に、ビルが無い高速道路や背の低い民家が立ち並ぶような地域などにおける、
蜘蛛の糸による移動が困難な場所でのスパイダーマンのアクションを見せることにより、
今までの作品との差別化を図っています。
予告でも使われている、
真っ二つに割れていく船を糸で繋ぎとめようとするアクションは、
初代「スパイダーマン２」のオマージュにもなっています。
ファンにとっては印象深いと感じるのではないでしょうか。
初代とも二代目とも違う「スパイダーマン」。
良い意味で観た人の期待を裏切る作品となっておりますので、
シリーズを観たことがない人はもちろん、
観たことがある人にこそおススメしたい一本です。
『スパイダーマン：ホームカミング』公式サイト
http://www.spiderman-movie.jp/
