Mr.井出のオススメ映画
2018/11/21
今回ご紹介するのは、
アメリカで製作されたアクション映画、
「スカイライン-奪還-」です。
以下、あらすじになります。
ネタバレもありますのでご注意ください。
世界中に突如現れた人々を空へと吸い上げる宇宙船。
ロサンゼルスの市警に勤めるマークは、
息子のトレントと共に宇宙船へと吸い込まれてしまう。
多くのトラブルを乗り越えながらも、
マークは宇宙船を爆破することに成功するが、
船は彼らを乗せたまま内戦中のラオスに墜落する。
マークは船内で出会った赤ん坊と共に船を脱出し、
スアという若者が率いる反政府組織のアジトに身を隠すのだが、
宇宙人は赤ん坊を捉えようとマークを追いかけてきて……。
大味で、荒唐無稽で、ガサツ……だからこそイイ!
木曜洋画劇場が終了し、
金曜ロードショーの放送回数が減り、
B級アクション映画に触れる機会がグンと減った昨今。
そんなご時世に、
「こんなものを公開してもいいのだろうか」と
こちらが心配になるほど清々しいまでのトンデモ映画が公開されました。
それが、今回ご紹介する「スカイライン-奪還-」なのです。
基本的なストーリーラインは上に書いた通りシンプルで、
宇宙人からの逃亡&戦闘がメイン。
本筋とは無関係なところで多くの命が宇宙人によって奪われたり、
登場人物の物分かりが異様に良かったりと、
B級映画にありがちな展開の数々は、
大味な映画に飢えていた観客に
「これが観たかったんだよ」と満面の笑みで頷かせること間違いなし。
二足歩行のダイオウグソクムシみたいな宇宙人の造形や、
CGではなくウルトラマンの怪獣のようなキグルミを使って撮影をする点など、
監督の強いこだわりを感じられるシーンも多く見どころも多いのです。
このように、今作は数多くの魅力に溢れた作品ですが、
その中でも特筆すべきなのが宇宙人と人間が取っ組み合って戦うアクションシーン。
宇宙人VS人間の作品は数あれど、
宇宙人とシラット(東南アジアで広まった格闘技の一種)で戦う作品は人類史上初めて産まれたといっても過言ではないでしょう。
絵にかいたような悪役ヅラのフランク・グリロや、
映画「ザ・レイド」で活躍したイコ・ウワイスとヤヤン・ルヒアンのコンビたちが、
迫りくる宇宙人をちぎっては投げちぎっては投げとしていくシーンは、
観ていると不思議と心が熱くなります。
「さっきのシーンでこの宇宙人は銃弾を受けても平気な顔をしていたのでは?」
などと疑問に思う暇すらありません。
ストーリーはとくに気にする必要もない映画ですが、
一応、終盤の展開を書いておくと、
宇宙人たちは人間の脳髄で動いている
→宇宙船で出会った赤ん坊の力を使えば宇宙人たちに人間の心を取り戻すことが出来ると発覚
→巨大ロボットに乗り込んだ宇宙人に襲われ、絶体絶命のピンチになりながらも、
間一髪のところで主人公の息子(すでに宇宙人となっている)が助けに来て危機を脱出
→主人公達は目的を達成して世界は救われる
というような案の定、雑な感じでした。
「些細なことは気にするな、俺たちの描いたものを観ろ!」
という製作陣の超強烈なエゴが十二分に発揮された良作。
都内での上映は終わっているところが多いですが、
ソフト化された際には鑑賞してみてはいかがでしょうか。
『スカイラインー奪還ー』公式サイト
https://skyline-dakkan.jp/
宇宙人とシラットと映画と
今回ご紹介するのは、
アメリカで製作されたアクション映画、
「スカイライン-奪還-」です。
以下、あらすじになります。
ネタバレもありますのでご注意ください。
あらすじ
世界中に突如現れた人々を空へと吸い上げる宇宙船。
ロサンゼルスの市警に勤めるマークは、
息子のトレントと共に宇宙船へと吸い込まれてしまう。
多くのトラブルを乗り越えながらも、
マークは宇宙船を爆破することに成功するが、
船は彼らを乗せたまま内戦中のラオスに墜落する。
マークは船内で出会った赤ん坊と共に船を脱出し、
スアという若者が率いる反政府組織のアジトに身を隠すのだが、
宇宙人は赤ん坊を捉えようとマークを追いかけてきて……。
大味で、荒唐無稽で、ガサツ……だからこそイイ!
「スカイライン-奪還-」の魅力
木曜洋画劇場が終了し、
金曜ロードショーの放送回数が減り、
B級アクション映画に触れる機会がグンと減った昨今。
そんなご時世に、
「こんなものを公開してもいいのだろうか」と
こちらが心配になるほど清々しいまでのトンデモ映画が公開されました。
それが、今回ご紹介する「スカイライン-奪還-」なのです。
基本的なストーリーラインは上に書いた通りシンプルで、
宇宙人からの逃亡&戦闘がメイン。
本筋とは無関係なところで多くの命が宇宙人によって奪われたり、
登場人物の物分かりが異様に良かったりと、
B級映画にありがちな展開の数々は、
大味な映画に飢えていた観客に
「これが観たかったんだよ」と満面の笑みで頷かせること間違いなし。
二足歩行のダイオウグソクムシみたいな宇宙人の造形や、
CGではなくウルトラマンの怪獣のようなキグルミを使って撮影をする点など、
監督の強いこだわりを感じられるシーンも多く見どころも多いのです。
このように、今作は数多くの魅力に溢れた作品ですが、
その中でも特筆すべきなのが宇宙人と人間が取っ組み合って戦うアクションシーン。
宇宙人VS人間の作品は数あれど、
宇宙人とシラット(東南アジアで広まった格闘技の一種)で戦う作品は人類史上初めて産まれたといっても過言ではないでしょう。
絵にかいたような悪役ヅラのフランク・グリロや、
映画「ザ・レイド」で活躍したイコ・ウワイスとヤヤン・ルヒアンのコンビたちが、
迫りくる宇宙人をちぎっては投げちぎっては投げとしていくシーンは、
観ていると不思議と心が熱くなります。
「さっきのシーンでこの宇宙人は銃弾を受けても平気な顔をしていたのでは?」
などと疑問に思う暇すらありません。
ストーリーはとくに気にする必要もない映画ですが、
一応、終盤の展開を書いておくと、
宇宙人たちは人間の脳髄で動いている
→宇宙船で出会った赤ん坊の力を使えば宇宙人たちに人間の心を取り戻すことが出来ると発覚
→巨大ロボットに乗り込んだ宇宙人に襲われ、絶体絶命のピンチになりながらも、
間一髪のところで主人公の息子(すでに宇宙人となっている)が助けに来て危機を脱出
→主人公達は目的を達成して世界は救われる
というような案の定、雑な感じでした。
「些細なことは気にするな、俺たちの描いたものを観ろ!」
という製作陣の超強烈なエゴが十二分に発揮された良作。
都内での上映は終わっているところが多いですが、
ソフト化された際には鑑賞してみてはいかがでしょうか。
『スカイラインー奪還ー』公式サイト
https://skyline-dakkan.jp/