Mr.井出のオススメ映画
2018/09/25
いよいよ今年で10週年を迎えたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズ。
年平均2本という恐ろしい製作ペースでシリーズ作品が作られることもあり、
「新規のお客さんにとってはかなり敷居が高くなるのでは?」とか、
「ファンの中でもそろそろ飽きてくる人もいるのでは?」とか思ったりもしましたが、
そんな心配はどこ吹く風の大人気。
第19作目となる「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」なんかは、
映画興行収入ランキングでなんと歴代4位に入っており、
ファンの数は減っていくどころかむしろ増えているようです。
さて、今回ご紹介するのは、
そんな人気絶頂のMCUシリーズの最新作から、
「アントマン&ワスプ」になります。
以下、あらすじになります。
アントマンことスコット・ラングは過去に起こした事件のせいでFBIの監視下にあるため、
家の外に出ることはおろか、
満足に娘に会うこともできずにいた。
そんな日々も残り三日で終わるという日、
ある理由からスコットは、
ヒーロー仲間であるホープという女性によってさらわれるのだが……。
革新的な映像表現が受けてヒットを飛ばした映画、
「アントマン」の続編である「アントマン&ワスプ」。
前作の公開から3年とやや期間が空いたことや、
関連作品の監督がディズニーから解雇されるなど、
様々な不安要素を抱えながらの公開となりましたが……
そんな心配は大きなお世話だったと実感させられる素晴らしい作品に仕上がっていましたよ。
『小さくなるほど強くなる』のキャッチコピーの通り、
アントマンは自らのサイズを変えたり周囲の物のサイズを変えたりすることによりトリッキーに敵を倒すヒーロー。
空を飛んだりビームを撃ったりと、
他のヒーローのように派手なことは出来ないものの、
侮ることなかれ。
アントマンが自らのサイズを小さくすると、
観客として観ているこちらの視点がそのサイズに合わせられ、
まるで世界のすべてが大きくなったような感覚に陥るので、
ただ空を飛び回ったりビームを撃ったりしているところを見るよりも、
はるかに迫力がある映像を楽しめるようになっているのです。
映像に迫力があるだけではなく、
アクションの要所要所でコメディータッチな描写を挟んでくるのも素敵。
巨大化させたキティちゃんで悪党を撃退したり、
ミニカーのような車で街中を激走したり、
自分の身体を巨大化させてトラックをキックボード代わりに使ったりとユニークなアクションが目白押しでした。
しかし、
今作の魅力はこのサイズチェンジアクションばかりではありません。
どうしようもない悪人をひとりも出さないという優しい脚本もまた魅力のひとつ。
敵も味方もどこか憎めないキャラクターばかりで、
全体的にユルーい雰囲気が漂っていながらも、
ヒーロー映画として成立しているのですからなんとも不思議です。
その他、
自白剤を打たれたお調子者のキャラが聞かれてもいないことまでペラペラ喋りだすシーンや、
主人公にヒロインのお母さんが憑依するくだり、
中途半端に縮小して子供みたいな等身になる主人公など、
好きなシーンは数多くあるのですが挙げればキリがないので割愛。
「前回までのおさらい」のようなシーンが冒頭に流れるので、
前作を知らない人が見てもなんとなく楽しめるようになっている映画です。
全国映画館でまだまだ公開中ですので、
興味がある方はお時間ある時に鑑賞してみてはいかがでしょうか。
『アントマン&ワスプ』公式サイト
https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp/home.html
蟻と蜂と映画と
いよいよ今年で10週年を迎えたMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズ。
年平均2本という恐ろしい製作ペースでシリーズ作品が作られることもあり、
「新規のお客さんにとってはかなり敷居が高くなるのでは?」とか、
「ファンの中でもそろそろ飽きてくる人もいるのでは?」とか思ったりもしましたが、
そんな心配はどこ吹く風の大人気。
第19作目となる「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」なんかは、
映画興行収入ランキングでなんと歴代4位に入っており、
ファンの数は減っていくどころかむしろ増えているようです。
さて、今回ご紹介するのは、
そんな人気絶頂のMCUシリーズの最新作から、
「アントマン&ワスプ」になります。
以下、あらすじになります。
あらすじ
アントマンことスコット・ラングは過去に起こした事件のせいでFBIの監視下にあるため、
家の外に出ることはおろか、
満足に娘に会うこともできずにいた。
そんな日々も残り三日で終わるという日、
ある理由からスコットは、
ヒーロー仲間であるホープという女性によってさらわれるのだが……。
このユルさがクセになる「アントマン&ワスプ」の魅力
革新的な映像表現が受けてヒットを飛ばした映画、
「アントマン」の続編である「アントマン&ワスプ」。
前作の公開から3年とやや期間が空いたことや、
関連作品の監督がディズニーから解雇されるなど、
様々な不安要素を抱えながらの公開となりましたが……
そんな心配は大きなお世話だったと実感させられる素晴らしい作品に仕上がっていましたよ。
『小さくなるほど強くなる』のキャッチコピーの通り、
アントマンは自らのサイズを変えたり周囲の物のサイズを変えたりすることによりトリッキーに敵を倒すヒーロー。
空を飛んだりビームを撃ったりと、
他のヒーローのように派手なことは出来ないものの、
侮ることなかれ。
アントマンが自らのサイズを小さくすると、
観客として観ているこちらの視点がそのサイズに合わせられ、
まるで世界のすべてが大きくなったような感覚に陥るので、
ただ空を飛び回ったりビームを撃ったりしているところを見るよりも、
はるかに迫力がある映像を楽しめるようになっているのです。
映像に迫力があるだけではなく、
アクションの要所要所でコメディータッチな描写を挟んでくるのも素敵。
巨大化させたキティちゃんで悪党を撃退したり、
ミニカーのような車で街中を激走したり、
自分の身体を巨大化させてトラックをキックボード代わりに使ったりとユニークなアクションが目白押しでした。
しかし、
今作の魅力はこのサイズチェンジアクションばかりではありません。
どうしようもない悪人をひとりも出さないという優しい脚本もまた魅力のひとつ。
敵も味方もどこか憎めないキャラクターばかりで、
全体的にユルーい雰囲気が漂っていながらも、
ヒーロー映画として成立しているのですからなんとも不思議です。
その他、
自白剤を打たれたお調子者のキャラが聞かれてもいないことまでペラペラ喋りだすシーンや、
主人公にヒロインのお母さんが憑依するくだり、
中途半端に縮小して子供みたいな等身になる主人公など、
好きなシーンは数多くあるのですが挙げればキリがないので割愛。
「前回までのおさらい」のようなシーンが冒頭に流れるので、
前作を知らない人が見てもなんとなく楽しめるようになっている映画です。
全国映画館でまだまだ公開中ですので、
興味がある方はお時間ある時に鑑賞してみてはいかがでしょうか。
『アントマン&ワスプ』公式サイト
https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp/home.html