その他
2017/02/14
EIKI深田です。
最近だんだんと日が延びてきましたね!
まだまだ寒い日が続きますが、
梅が咲いたり少しずつではありますが春が近くまでやってきていることを感じることができます。
今回はここ最近の「テレビ」についてお話したいと思います。
先日お話した活版印刷もだんだんと日の目を見なくなってきましたが、
テレビも同様に今や白黒テレビ時代を知らない方も多くなり、
家電売場などでも最近は4Kテレビがかなり話題となっていますが、
実は8Kテレビの時代もそれほど遠くないところまできているようです。
8Kテレビってどんなテレビ?
印刷は「網点」という版に生成された細かい網状の点によって色を表現していますが、
薄型テレビは「画素」と呼ばれる小さな点を並べて光らせることで映像を表現しています。
つまり、この画素数が多ければ多いほど、
より精細な映像が実現可能となるわけですが…
現行の2K(フルハイビジョン)のテレビが約200万画素なのに対し、
4Kはその4倍の約800万画素、
8Kは16倍の約3300万画素という超高精細映像が見られるテレビなのです!
超高精細になることで、
テレビを見る距離も変わってくるようです。
“テレビを見るときに最適な距離を最適視聴距離※といい、
現在のフルハイビジョンではテレビの高さ×3倍が最適とされています。
ところが8Kの場合は、
画面が高精細になっていることで、
近づいても画素が見えないため、
テレビの高さ×0.75倍が最適と言われています。
この距離の違いが視野角の違いにあらわれ、
フルハイビジョンが視野角30°なのに対し、
8Kは視野角が100°になります。
人間の視野角は一般に120°といわれていますから、
8Kならほぼ視野角全体にテレビ画面が映ることになり、
映画館で大画面を見ているような臨場感や没入感を得ることができます。
8Kのリアルな映像表現と驚異的な臨場感によって、
目の前の映像がまるで本物のように見えてしまう感覚すら呼び起こします。
※最適視聴距離:視力1.0の人が画素の粗さを感じないで視聴できる距離”
出典:シャープ ホームページより
http://www.sharp.co.jp/aquos/8ktechnology/#about_8k
8Kテレビでスゴイのは画質だけではありません。
音響システムも現行2Kの5.1ch対して、
8Kでは最大22.2chのサラウンド音響が可能となります。
22.2chはもはや異次元の世界で、
「聞く」ではなく実際にその場所にいるかのような、
まさに「体感」しているような、
映画館以上に音に包まれる感覚だそうです。
ただ、普通の家庭ではこれだけの数のスピーカーを置くことはなかなか難しいでしょうし、
そのままでは近所迷惑になるでしょうから防音設備などが必要になることでしょう。
出典:4KテレビLife
https://4k8ktv.jp/2015/12/20/8k-sound/
やはり実際に見て、聞いて、体感してみないとそのスゴさがわからないのですが、
我々はいつ頃から8Kの「超高精細映像」を見ることができるのでしょうか?
実はすでに2016年の8月から8Kの試験放送は行われているのですが、
総務省によると、
東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年に
「4K・8K放送が普及し、多くの視聴者が市販のテレビで4K・8K番組を楽しんでいる」
ことなどを目標としているとのことです。
また、2018年にはBSおよびCS放送による4K・8K実用放送が開始される予定で、
さらに多くの4K・8K番組が視聴可能となるそうです。
まだまだ先の話かと思っておりましたが、
実はもう来年にはに8K放送が見られるんです!!
それでは8Kテレビっていくらくらいするのでしょうか?
ちなみに市販品としては、
世界初の8Kモニターが2015年10月にシャープより受注生産で発売されましたが、
85型(約188×106cm)で価格はなんと「1,600万円」!!!
これは、高精細のデジタルサイネージとしてや、
美術品や工芸品の展示演出や医療現場でのモニターとしてなど、
あくまで商用向けのモニターですので使用目的はテレビとはちょっと違うのですが…
それにしてもモニターだというのにとんでもない価格ですよね…
現在「8K相当」の「AQUOS 4K NEXT80型」が安いところで130万円前後で販売されています。
実際に8Kテレビが発売されれば当然この値段を上回ると思いますので、
8Kテレビが発売されたとしても最初に購入できるのは上流階級の方だけとなりそうです…
1964年の東京オリンピックに向けてカラー放送の技術が開発されたのと同様に、
現在も2020年の東京オリンピックに向けて急ピッチで取り組みが進んでいるとのことですが、
この価格のままでは8Kテレビを購入できるのはまだまだ先になりそうですね…
地上放送による4K・8K放送はまだ研究開発を進めている段階とのことですが、
4K・8K実用放送開始後も現行ハイビジョン(2K)放送は引き続き視聴できるとのことですので、
もちろん今のテレビのままでも全く問題ないですし、
オリンピックに向けて買い替えるなら、
4Kテレビで従来のハイビジョンよりもクオリティーの高い映像を楽しむのも良いと思います。
出典:YOMIURI ONLINE 「8Kテレビ」は日の丸家電復権の切り札か?
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160930-OYT8T50010.html?page_no=1
少しでも早く8Kテレビが、
我々一般庶民でも買えるほどの価格になることを願うばかり!
せっかくの東京オリンピックですので、
会場に行って生で観戦できるのが一番かもしれませんが、
どうせ家のテレビで見るなら少しでもキレイで迫力のある映像が見たいですもんね!
今から東京オリンピックが楽しみです!
テレビもいよいよ8Kの時代に!
EIKI深田です。
最近だんだんと日が延びてきましたね!
まだまだ寒い日が続きますが、
梅が咲いたり少しずつではありますが春が近くまでやってきていることを感じることができます。
今回はここ最近の「テレビ」についてお話したいと思います。
先日お話した活版印刷もだんだんと日の目を見なくなってきましたが、
テレビも同様に今や白黒テレビ時代を知らない方も多くなり、
家電売場などでも最近は4Kテレビがかなり話題となっていますが、
実は8Kテレビの時代もそれほど遠くないところまできているようです。
8Kテレビってどんなテレビ?
印刷は「網点」という版に生成された細かい網状の点によって色を表現していますが、
薄型テレビは「画素」と呼ばれる小さな点を並べて光らせることで映像を表現しています。
つまり、この画素数が多ければ多いほど、
より精細な映像が実現可能となるわけですが…
現行の2K(フルハイビジョン)のテレビが約200万画素なのに対し、
4Kはその4倍の約800万画素、
8Kは16倍の約3300万画素という超高精細映像が見られるテレビなのです!
超高精細になることで、
テレビを見る距離も変わってくるようです。
“テレビを見るときに最適な距離を最適視聴距離※といい、
現在のフルハイビジョンではテレビの高さ×3倍が最適とされています。
ところが8Kの場合は、
画面が高精細になっていることで、
近づいても画素が見えないため、
テレビの高さ×0.75倍が最適と言われています。
この距離の違いが視野角の違いにあらわれ、
フルハイビジョンが視野角30°なのに対し、
8Kは視野角が100°になります。
人間の視野角は一般に120°といわれていますから、
8Kならほぼ視野角全体にテレビ画面が映ることになり、
映画館で大画面を見ているような臨場感や没入感を得ることができます。
8Kのリアルな映像表現と驚異的な臨場感によって、
目の前の映像がまるで本物のように見えてしまう感覚すら呼び起こします。
※最適視聴距離:視力1.0の人が画素の粗さを感じないで視聴できる距離”
出典:シャープ ホームページより
http://www.sharp.co.jp/aquos/8ktechnology/#about_8k
22.2chのサラウンドって…
8Kテレビでスゴイのは画質だけではありません。
音響システムも現行2Kの5.1ch対して、
8Kでは最大22.2chのサラウンド音響が可能となります。
22.2chはもはや異次元の世界で、
「聞く」ではなく実際にその場所にいるかのような、
まさに「体感」しているような、
映画館以上に音に包まれる感覚だそうです。
ただ、普通の家庭ではこれだけの数のスピーカーを置くことはなかなか難しいでしょうし、
そのままでは近所迷惑になるでしょうから防音設備などが必要になることでしょう。
出典:4KテレビLife
https://4k8ktv.jp/2015/12/20/8k-sound/
やはり実際に見て、聞いて、体感してみないとそのスゴさがわからないのですが、
我々はいつ頃から8Kの「超高精細映像」を見ることができるのでしょうか?
8Kテレビの試験放送はすでに始まっている
実はすでに2016年の8月から8Kの試験放送は行われているのですが、
総務省によると、
東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年に
「4K・8K放送が普及し、多くの視聴者が市販のテレビで4K・8K番組を楽しんでいる」
ことなどを目標としているとのことです。
また、2018年にはBSおよびCS放送による4K・8K実用放送が開始される予定で、
さらに多くの4K・8K番組が視聴可能となるそうです。
まだまだ先の話かと思っておりましたが、
実はもう来年にはに8K放送が見られるんです!!
8Kテレビっていくら?
それでは8Kテレビっていくらくらいするのでしょうか?
ちなみに市販品としては、
世界初の8Kモニターが2015年10月にシャープより受注生産で発売されましたが、
85型(約188×106cm)で価格はなんと「1,600万円」!!!
これは、高精細のデジタルサイネージとしてや、
美術品や工芸品の展示演出や医療現場でのモニターとしてなど、
あくまで商用向けのモニターですので使用目的はテレビとはちょっと違うのですが…
それにしてもモニターだというのにとんでもない価格ですよね…
現在「8K相当」の「AQUOS 4K NEXT80型」が安いところで130万円前後で販売されています。
実際に8Kテレビが発売されれば当然この値段を上回ると思いますので、
8Kテレビが発売されたとしても最初に購入できるのは上流階級の方だけとなりそうです…
1964年の東京オリンピックに向けてカラー放送の技術が開発されたのと同様に、
現在も2020年の東京オリンピックに向けて急ピッチで取り組みが進んでいるとのことですが、
この価格のままでは8Kテレビを購入できるのはまだまだ先になりそうですね…
地上放送による4K・8K放送はまだ研究開発を進めている段階とのことですが、
4K・8K実用放送開始後も現行ハイビジョン(2K)放送は引き続き視聴できるとのことですので、
もちろん今のテレビのままでも全く問題ないですし、
オリンピックに向けて買い替えるなら、
4Kテレビで従来のハイビジョンよりもクオリティーの高い映像を楽しむのも良いと思います。
出典:YOMIURI ONLINE 「8Kテレビ」は日の丸家電復権の切り札か?
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20160930-OYT8T50010.html?page_no=1
少しでも早く8Kテレビが、
我々一般庶民でも買えるほどの価格になることを願うばかり!
せっかくの東京オリンピックですので、
会場に行って生で観戦できるのが一番かもしれませんが、
どうせ家のテレビで見るなら少しでもキレイで迫力のある映像が見たいですもんね!
今から東京オリンピックが楽しみです!