色の心理的効果について
こんにちは。EIKIの里嶋です。
最近は寝苦しい季節となってきましたね。
今回は色の心理的効果について少しお話したいと思います。
色の「寒・暖感(あたたかい色・つめたい色)」については皆さんご存知かと思います。
これは色の「色相(色味の違い)」に左右されます。
同じ大きさのビーカーに同じ温度のお湯を入れて着色した場合、
赤のお湯は青のお湯より温度が高く感じられます。
ですのでこんな季節は、
水色や白いシーツなどの布団で寝た方が少しは安眠できるかと思います(笑)
次は、色の「軽・重感(重い色、軽い色)」についてです。
これは色の「明度(明るさ)」との関係が大きいです。
明度の高い色ほど軽く、
明度の低い色ほど重く感じます。
引越業者で最近白いダンボールが増えてきたのは、
色の心理的効果で作業者の疲労を軽減させ効率の良い仕事をさせる狙いがあります。
確かに黒いダンボールではなんだかとても重たそうですもんね(笑)
同じく色の「硬・軟感(かたい色・やわらかい色)」についても、
色の「明度」との関係が大きく、
明度が高い色の方がやわらかく感じます。
ですので、
明度の高いパステル調の色が多く用いられるベビー用品は、
赤ちゃんのやわらかいイメージにとても合っています。
黒いベビー用品なんて全くかわいくないですしね…
他にも色の「派手・地味感(はなやかな色・目立たない色)」については、
色の「彩度(色の鮮やかさ)」が大きく関係してきますし、
色の「進出・後退効果(飛び出る色・引っ込む色)」については、
色の「色相(色味の違い)」に左右されます。
少し脱線しますが、
先ほど色の「寒・暖感」のところで睡眠の話をしました。
少しでも安眠したいということでしたら、
カラダをリラックスさせる効果がある観葉植物など緑色のものを寝室に置くといいです。
そして、青は快眠へ導くホルモンを分泌させる効果があることから、
パジャマやシーツなどを青系のものにして、
また、寝室の照明は白い光よりオレンジなど暖色系の光を使うことによって、
より居心地の良いリラックスできる空間となります。
このように普段の生活に「色」を上手に取り入れることによって様々な効果が得られますので、
皆さんも普段からもっと「色」に注目してみてくださいね。