ピロリ菌が住んでいました。
寒さも段々と深まり震えております臼井です。
今週末は関東都心でも雪が降りそうですので、
しっぽり日本酒でも飲みながら引き籠りたいですね。
寒さもですが毎年恒例の健康診断を受けまして、
引っ掛かりました!
胃が。
「再検査受けてくださいね」と言われた瞬間はもちろんショックでして。
今まで食中毒や交通事故、
治療のミスでの緊急入院はありましたが、
検査で内蔵が引っ掛かるのは人生初。
引っ掛かった理由が「ピロリ菌がいる可能性有」だったのです。
ですが聞いたことはあってもあまりよく知らないピロリ菌。
人間歳を取ると色々とガタがくるのは予測していましたが、
先手必勝です。
早々にピロリ菌がいるのか検査をせねば!
そしてピロリ菌とはなんぞや聞いてみなければ!と言うことで罹りつけの先生に相談と言うことで受けてきまして。
胃カメラ検査をしてみました。
胃カメラ飲んでみました。
実は胃カメラの検査は初めてではなく、
3回目。
初めて飲んだのはちょうど30年程前ですね。
その時は胃に穴が空いてました(笑)
2回目は胃潰瘍。
そんなことを繰り返していたので胃は弱い自覚はありまして。
少しの胃痛は気にせず過ごしておりましたが
「いつも調子よくないし」とか「胃が痛いのはいつもだし」とスルーしておりました。
健康診断ではピロリ菌いるかも?
とありましたがどうせ今回も胃潰瘍くらいだろうと思いつつ、
もしかしたら…と不安もあり。
ええ、家族にピロリ菌治療を終えたばかりの人がいたのです。
そうなると遺伝?なりやすい体質?
と不安は募るばかり。
初めての病院で十何年ぶりなのでどれくらい進化してるんだろうとドキドキしながらさあ検査です。
胃カメラごっくんしてみました。
まず驚いたのはマスク。
自分のマスクを外して渡されたこのマスク。
このご時世で生まれただろうマスク。
口の所、縦に切れ込みが入っております。
なるほど。
これならマスクをしたままカメラが飲み込める訳です。
喉に麻酔の液体をスプレーで満遍なく吹きかけられて切れ込み入りマスクを装着。
ベッドに横になったまま時間が来ると診察室へベッドのまま運ばれて徒歩移動なし。
私は選択しませんでしたが大抵の方は麻酔を希望されるようで、
確かに朦朧としてるか寝ている間に終わっているのは楽かもしれません。
が、麻酔となると色々と面倒なので潔く麻酔なしで挑んだ結果。
自分の食道から胃、十二指腸までくっきり観察。
胃から十二指腸に入るところで苦労しましたがせっかくカメラが入っているのですから見ない手はありませんよね!
時間は5~7分程度で終了。
終わった後に多少喉に痛みと違和感がありましたが気にならない程度でよかったです。
麻酔をしていないため直ぐに診察室へ徒歩移動して説明開始。
先生曰く。
「(ピロリ菌が)いそうな内壁だね」カメラの映像写真を見ながらにやついて言わないでいただきたい。
カメラだけだと断定できないから血液検査このままして行って確認しましょう、
とのこと。
血液検査で分かるそうです。
一発で。
ピロリ菌は環境感染?
この説明時に聞いたお話です。
そもそもピロリ菌とは5歳くらいまでに家庭内で感染した人から子供へ口移しで食事(昔は良くあったらしい)同じ箸やスプーンなので感染したりする。
と言うのが最近の学会では言われているそうです。
さすがに私の時代は親が噛んだものを子供に食べさせるということはなかったので、
恐らくは箸などでの感染でしょう。
遺伝でもなく家庭内感染でもないので環境感染であるならば
ピロリ菌保持者がいても気を付ければ小さな子に感染させないよう気を付けることもできると言うことですね。
ピロリ菌がいるとどうなるの?
感染経路が分かったところで、
一番知りたかったこと。
ピロリ菌がいたらどうなるの?です。
先生曰く。
ピロリ菌は基本胃に生息。
そこを心地よい住処にするために自分を殺してしまう胃酸を少なくしてしまうそうです。
そうなると消化が不十分になってしまうので胃もたれや胃が疲れて荒れて胃潰瘍になりやすくなるそうで。
撮った自分の胃の写真で説明されながら聞いていますと心当たりがありすぎまして。
大食いしている訳でもなく胃もたれや胃痛。
それが当たり前すぎてスルーしていましたが。
アレです。
十何年前でしたかテレビの番組の『放っておくと大変なことになりますよ』って言葉が浮かびました。
ピロリ菌は放っておくと胃癌になる確率が高くなるそうです。
普段は胃痛や胃もたれで放置すると最終的に怖い病気に豹変してしまうリスクが高いのに正直ビビりました。
そして検査して良かったとほっといたしました。
ピロリ菌の治療はどうするの?
で、受けた血液検査の結果。
はい、ピロリ菌に感染しておりました!
そうだろうな、と高い確率でいるんだろうな、
と思っていましたが。
なんせ身内でピロリ菌治療を終えたのは姉。
亡くなった母は胃癌。
もうこれは当然の結果。
こうなったら治療あるのみです。
ピロリ菌治療は一週間の除去する薬を飲むだけ。
朝と夜に3個のカプセルと2個の錠剤だけ。
・タケキャブ20 : 胃潰瘍、十日懲戒用、逆流性食道炎などの再発抑止。
・クラリス2000 : 細菌などの蛋白合成を阻害して増殖を抑えることにより抗菌作用を示す。
・アモキシシリン250 : 細菌の細胞壁の合成を阻害して殺菌的な抗菌作用を示す。
アモキシシリンと言うのが3個で3種類の薬だった訳ですが、
効能を調べれば納得。
現在は服用も終わり、
2か月後に改めて血液検査をして無事除去されているかの確認をして治療官僚となります。
除去されていなかったらまた服用となりますが、
完全除去まで頑張ろうと思います。
健康診断に引っ掛からなかったら、
家族に感染者がいなかったらちゃんとした検査を受けることなく大病を患っていたかもしれません。
このピロリ菌、
いつ誰から感染しているのか胃で飼っていても気づかないことも多いようです。
少しでも心当たりのある方は検査を受けてみてはいかがでしょうか。
大病になってからの初期発見よりも、
なる前の治療で済むかもしれません。