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2020/06/16

マスクの進化が止まらないようです

英揮ブログ


こんにちは。

梅雨入り宣言され蒸し暑さも進んで夏まっしぐらに着いていけておりません臼井です。

6月で30度越えなんて十数年前まで信じられませんでしたが・・・
人間何度まで耐えられるのでしょう。


そんな暑さの中でもマスクがマナーとなっている昨今、
2ヶ月前までは手に入れるのも困難でした。

やっと最近少しずつですが見かけるようになりましたが、
コロナ騒動になる前までその性能にはあまり感心がありませんでした。

1月半ばから11月頃まで、
とほぼ1年中花粉症なのでマスクは割りと常備していましたが購入の決め手は数量と値段。

眼鏡装備なので曇りにくいもの、
と言った性能二の次の付け心地で選んでいました。

と言うか、
マスクなんてみんな一緒だよね?と思っていたのが本音ですね。


その認識が変わったのは今回のコロナ騒動でした。

1月終わり、日本での感染者が始めて報道された頃
「新種ウイルス?」「ヤバイかな?」「でも・・・」憶測で話しが進むと心配になってきます。

記憶に残るのは11年前の新型インフルエンザでのマスク騒動。

これは早めに動かねば!

慌てて近所の100円ショップに行って見つけて数種類の5つのマスクを購入してIさんに見せたところ。


「それちゃんとPFE大丈夫?」

PFE?なんですか、ソレは?


「VFEまでのは割りとあるけど、PFEまであるやつじゃないと」

VFE?・・・・・・ソレは何の暗号でしょう?



マスクは機能より性能が大事でした。





花粉症のためや風邪のマナーのためだけにマスクをしていたわたしにとって売っているマスクは全て同じ。

ブランドや機能、
眼鏡が曇りにくいや立体型やらだけで値段が違うと思っておりました。

違いました!

100円ショップで売っているものは大抵『BFE』と『VFE』。

へたすると『BFE』のみ。

PとかVとかBとか。

その後についているFEって何だろう?


FEとは『Filtration Efficiency』日本語に訳すと『ろ過補修効率』だそうです。

お手持ちのマスクの外装を見てみてください。


BFE:花粉粒子・細菌を含む飛まつ試験
VFE:ウイルス試験
PFE:微粒子(PM2.5)試験


こんな感じで書かれていると思います。

これをもとに用途によってマスクを選ぶ基準が決まるわけです。




マスクは大きさが大事でした。


そもそも細菌とかウイルスと言われてもどれくらい違いがあるのでしょうか。

全部肉眼で見えるわけでもなく、
3段階に分けなくても一緒じゃない?
なんて単純に思っておりました。

そんな訳ありません。

細菌 数~数10μm(マイクロメートル)
ウイルス 数10nm~数100nm(ナノメートル)


一気に別世界に来ました。

μm:1mの100万分の1
nm:1mの10億分の1


つまり1nmは1μmの1/000になります。

もう想像もできない世界です。


解りやすい基準は

・花粉症対策だけなら『BFE』だけでも大丈夫!
・インフルエンザ飛まつ(くしゃみ・咳)防止なら『VFE』は必要!
・インフルエンザやウイルス感染を防ぎたいなら『PFE』はなくちゃね!

ざっくりとこんな感じかと思われます。


マスクにも歴史がありました。


性能が機能がと言って参りましたが、
如何せん選択肢が少ないのはまだ続いております。

布マスクも広まってますが、
この性能を考えると完全に防げるとは思えませんが何もせず出歩くよりは少しは防がれてるのかもしれません。

布と言えば日本で一般にマスクが広まったのは明治だそうです。

しかも色は黒色。

炭鉱労働者が主に使っていたもので粉塵で汚れるので最初から黒い布で作られていたそうです。

白い布マスクは医療関係用で高価だったそうで、
一般市民には安価な黒いマスクが広まったそうです。

なるほど。

どちらかと言うと現代とは逆なんですね。

このコロナ騒動で色なんて気にしていられない、
とピンクも黒もグレーも試しましたが段々と気にならなくなってきました。

以前は絶対ピンクとか黒とか無理!と思っていたんですけどね(笑)






色もですが、
このコロナ騒動から新発売のマスクもたくさん発売されているようです。

水着の素材やジーンズ生地から着物の生地まで様々な分野の企業が作られていますね。

一番びっくりしたのが新発売のプール専用、
『プール指導員専用』のマスクです。

プール使用時専用マスクではありません。

あくまでプール指導員専用のマスクだそうです。

緊急事態宣言解除後に始まる水泳教室などの目的で作られたそうです。

確かに指導する先生は喋らなければいけないですよね。


その他にも面白いものは消防ホースの素材で作成された夏用マスク。

内側の左右に付けられたポケットに保冷剤を装着できるそうです。

・・・重くてズレそうなイメージですが、
どうなのでしょう?

これからの季節の対策の一つとして試してみたい気がします。

冷感マスクなるものも出てきているようなので、
選択肢は幾つかあるようですね。


まだまだ終息は見えるような見えないような・・・
夏には収まるかな?と甘い期待も少しはありましたが、
やはり長期戦のようです。

自粛疲れやストレスで別の問題も多々あるようですが、
手洗いとうがい。

そして外出時のマスク着用!

熱中症問題もあるので自分の判断で『3密』を考えながら『3とる』がこれから夏に向けてののスタイルらしいです。


1.人との距離をとる
2.人との距離をを守りつつマスクをとる
3.水分をとる


皆さんも『3密』と『3とる』を気をつけながらお気をつけ下さい。

マスクの必要がなくなる日を願いまして。

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