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2019/11/20

数字に関係する英語

英揮ブログ
シルバーブレットさんによる写真ACからの写真


こんにちは、馨です。

昔テレビのクイズ番組で「ヘキサゴン」ってありましたが、
当時まだ小学校だか中学校で英語に触れ始めた頃だったので、
なんで三角形の「トライアングル」に似てないんだろうと思った記憶があります。

日本語だと三角、四角…と数字が増えていくだけなのにって。



多角形(ポリゴン)


・三角形

“triangle” はラテン語から来た単語で、
「3つの」を意味する “trēs” と、
「角」を意味する “angulus” をくっつけた
“triangulus” がフランス語を経て英語に入ってきました。


・四角形

“square” ですが、これはちょっと他と
成り立ちの違う語みたいなので今回はあまり触れませんが、
ラテン語の「4」を意味する “quattuor”から派生したものらしいです。

やっぱり数は関係ある…


・五角形~

ヘキサゴンは六角形のことですが、
「ゴン」が日本語で言う「角形」に相当する部分で、
元は古典ギリシア語の ” γωνία” (gonia) 由来です。
ラテン語や昔のフランス語を経由して
現代英語の接尾辞 ”-gon” になりました。

この接尾辞に角の数を意味する語を付けて、
五角形 pentagon
六角形 hexagon
七角形 heptagon
八角形 octagon
九角形 nonagon
…のように単語が出来ています。


倍数接頭辞


“penta-“ や “hexa-“ などの
数を表す接頭辞を「倍数接頭辞」といい、
主にラテン語や古典ギリシア語です。

上に例示した5~8も古典ギリシア語です。

9の “nona-“ はなぜかラテン語。

古典ギリシア語の方の接頭辞を使った
”enneagon” という単語ももちろん存在しますが、
一般的にはあまり使われていないそうです。

なので、この単語の作り方で
三角形を”trigon”、四角形を”tetragon”
としても稀な形ではありますが問題ありません。

この倍数接頭辞、もっと大きな数にもちゃんとあって、
例えば13は ”triskaideca-“ なんですが、
まあ言ってしまえば長くて覚えるのも書くのも面倒…
ってことで13角形なら
“13-gon” と書けばOK!ということになっています。

よかった…

因みにポリゴンの「ポリ(poly-)」は
1以上で数を指定しない倍数接頭辞で、
古典ギリシア語の”πολύς “ (polús) から来ています。
ポリ袋とかのポリと同じ。
日本語でもよく使う「マルチ(multi-)」は
同じ意味のラテン語バージョンです。


テトラポッドとか、オクトパスとか、ヘクトパスカルとか…
割と日本でもよく聞くものもあるので
知ってるとちょっと便利かも?しれないですね

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