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2017/10/31

食中毒は突然に?

英揮ブログ


こんにちは 臼井です。

いつどこでどんな理由でなるかわからない食中毒。

割と身近に潜んでいたりします。



詳しい知識はありませんが、
実体験をひとつ(笑)


わたしがサルモネラ菌に感染したのはもう十数年前ですが、
今でもあの時の痛さと辛さは忘れられません。



原因は生の鶏肉?


初夏、知人に誘われて4人で行ったとある焼き鳥屋さん。

どれも美味しく、楽しく飲んでいました。


その中で始めて食べたのが半生の鶏肉の串もの。



4人全員が1本づつ食べました。

今でも思います。
美味しかった!


その後に出てきた『ヌタの酢味噌和え』。


コレが4人の運命を変えました。


酢の物は好きだけれどヌタが苦手なわたしは一口もせず。


他3人がそれぞれ違った量で食べていました。



その日、満足で帰り3日後。




症状1日目。


始まった微かな腹痛と37.5度の微熱。


右の下腹部がツキツキ。

しかも痛みが数秒、暫くすれば治まるといったもの。


うん、大丈夫。
気のせいだと流しました。




症状2日目。


下痢まで始まり右下腹部の痛みが強まるけれどやっぱり痛みの後に治まるのと、
熱も38度までいかないので市販の鎮痛剤でやり過ごしてみました。




症状3日目。


とうとう熱が38.5度。

下痢も止まらず水さえ受けつけない状態で腹部の痛みも激痛に変わるものの、
痛みと治まるの繰り返し。

さすがに観念してその日に病院に行きました。


掛かりつけの病院での診断。流行のお腹の風邪だろうと薬を処方されて帰宅。




症状4日目。


熱が下がらずもう直ぐ40度。

腹部の痛みも痛みと治まる感覚が短くなり歩くのも辛くなったその時にようやく『おかしい』と思いました。

その日の夜にもう一度病院に行き、
同じ先生に診て貰いましたが先生も異変に気付かれたようで、
紹介状を持たされてタクシーを呼ばれ大学病院に強制連行!


点滴を打たれ検査の結果は次の日へ。



仕事を休み仕方なく病院へ行ったわたしはそのまま原因不明だけれど40度から下がらず腹痛も歩けないくらいまでになり強制入院。

その後、1週間検査を繰り返してやっと見つかったのが『サルモネラ菌』感染でした。

そこからは点滴で治療を続けて2週間で無事退院!

発症からすぐに病院に行けばここまで酷くならなかったようですが我慢し続けた結果、
長引いてしまいました。



サルモネラ菌は気をつければ大丈夫?


その時までサルモネラ菌は耳にした事があっても良く知りませんでした。


何が原因で感染するのかも。


なのでこんな痛い思いはもうしたくない!
と予防できないか当時、色々調べてみました。



感染しやすいのは温暖化もあり暖かくなる6月から8月。


多いのは卵の殻に付着している事が多いようですが、
生肉にも付着しているようです。


日本の生卵は出荷前に殺菌したり鶏にワクチンを打ったりエサに抗生物質を混ぜたり等の対策で生食文化が守られているようです。



海外ではこういった対策もないようで生食文化がなく『サルモネラ菌』に感染する方は多いようです。

そのせいか日本の卵生食は驚かれるようですね。


けれど日本の生卵でも古くなったり、
殻が割れたまま保存したものは危険度が上がってしまうそうです。


うっかり落として殻にヒビがいったものは即食べた方が良いみたいですね。



鶏肉も70度以上の加熱で殺菌されるそうなのできちんと加熱されたものならば安心だそうです。

そう、わたしが発症3日前に口にしたのは『鶏の半生肉』。


そして一緒に食事をした4人中症状が出たのが3人。



『ヌタの酢味噌和え』を食べた量で言いますと・・・。


一口もしなかったわたしは入院。

次に少量口にした人は入院こそしなかったけれど腹痛と高熱で数日休んだそうです。

ほどほど食べた人・・・同僚ですが違和感ある腹痛程度。



そして酢味噌和えをたくさん食べた方は一切症状なし!と言う結果でした(汗)



けれど酢を摂取すれば確実にサルモネラ菌に感染しない、
とは言い切れないようなので過信はせず鶏肉の生は避けるに越した事はないですね。


これ以降さすがに鶏肉の生に近いものは食べる勇気がなく食べないようになりました。


卵も賞味期限を守り、過ぎたら必ず加熱!


そして少しでも症状が出たりおかしいと思ったらすぐに病院ですね(笑)



皆様もどうか食中毒にはお気をつけ下さい。

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