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2018/03/01

チョコっと遅れたバレンタイン

英揮ブログ


こんにちは、茉莉花です。



やわらかな日差しが心地よい季節になってきました。



私には姪が二人いるのですが、今年は受験生だったこともあり

なんとも落ち着かない日々を過ごしていたのですが

やっとのことで進路も決まりホッとしています。


色んな意味で春が来たって感じです♪



そして中学生の姪は、受験が終わるまでは、と

バレンタインデーを封印していたのだそうです。



晴れてホワイトデーに彼とプレゼント交換するんだとか。


なんとも微笑ましい♪





『バレンタインデーはチョコレートなのに

 ホワイトデーはキャンディーなんだろう・・・ずるい』



幼い頃にそう思ったことがあります。


キャンディーよりもチョコレートのほうが好きと言う単純な理由。

でもきっと私と同じこと思ってた方も案外多いのでは?



日本のバレンタインデーはちょっと特殊!?


バレンタインデーと言えば思いを寄せている男性に対して


女性がチョコレートと共に想いを伝えるというのが一般的。



ただ世界を見回してみると基本的には男女関係なく

大切な人などへプレゼントを贈り合う日となっているようです。




ではなぜ日本はチョコレートを贈る日となったのでしょう。


その起源を遡ると約80年前も前に行き着きます。




洋菓子店が仕掛けたバレンタインデー戦略


日本でバレンタインデーとチョコレートが最初に結びつく

きっかけとなったのは、神戸の洋菓子店「モロゾフ」が掲載した

新聞広告だったと言われています。



1931年、神戸で誕生したモロゾフは翌年バレンタインチョコレートを発売。


そして1936年2月12日、英字新聞「ザ・ジャパン・アドバイザー」に

このような日本初のバレンタイン広告を掲載します。




――バレンタインデーにはチョコレートを――




2月14日に愛する人に贈り物をする、という欧米の習慣を

アメリカの友人を通じて知ったモロゾフの創業者。


この素敵な文化を日本にも取り入れたいと思ったことが

日本のバレンタイン発祥の由来だと言われています。



そしてその22年後となる1958年、メリーチョコレートが

伊勢丹新宿本店でバレンタインセールを行いました。


これが日本で初めて百貨店で行われたバレンタインデーの

キャンペーンです。


しかしこのキャンペーン、3日間続けられましたが、

売れたのは板チョコが5枚だけだったそうです・・・



それでも、お菓子業界各社は「バレンタイン=チョコレート」という

結びつきを強めようと販売戦略を進めていきます。。


そして70年代に入った頃、これまでの戦略が実り始めます。



小中高生の間で”好きな人にはチョコレート渡して告白する”と

バレンタインデーにチョコレートを渡す行為が流行しだし

一気に需要が高まったのです。




2018年、「バレンタインデー」の推計市場規模は

およそ1300億円にもなると言われています。



お菓子業界各社が団結して推し進めたことで生み出された


最高の成功例とも言えますよね。




日本チョコレート・ココア協会
http://www.chocolate-cocoa.com/

tenki.jpサプリ-日本気象協会-
https://tenki.jp/suppl/

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