食べ比べをしてみました。
梅雨間近の今日この頃。
蒸し暑さについついビールが加速しております、
臼井です。
夏の衣替えもまだ中途半端なままですが、
服装、困りますがみなさんはいかがでしょう。
この時期はついつい営業の方は暑そうだなぁ、
とこっそり思っております。
そんな季節の変わり目ですが、
季節に全く関係のない蕎麦です。
蕎麦でも新宿から一本で行けます高尾山口駅周辺へこの一年コツコツと通ってみました。
名物はとろろ蕎麦ですが。
高尾山の蕎麦=とろろ蕎麦は常識であり、
有名ですが。
実は臼井、
アレルギーでしてとろろ、即ち山芋が食べられません。
加熱していればほぼほぼ大丈夫なのですが、
生の山芋は触れた所も食べてもダメなのです。
それに高尾山のとろろ蕎麦はいろんなテレビやら雑誌で乗っているので知っている方は多いと思います。
なので、
私のコンセプトは「天ざる蕎麦」と「日本酒」です。
「蕎麦屋酒」と言う言葉があるように蕎麦と日本酒は切っても切れないのです。
旨い蕎麦を食べると旨い酒が飲みたくなる。
これが所謂「通」と言われる食べ方だそうです。
上級者になると日本酒に蕎麦を付けて食べるそうですが……
上級者になれそうもありません(笑)
実は江戸初期、
蕎麦ではなくうどんが流行っていたそうですが、
江戸中期になって蕎麦へと変わって現在も関東の老舗はうどんより蕎麦が多いようですね。
蕎麦には日本酒。
日本酒ならツマミになる天ぷら!と言うことで
「とろろで有名な高尾山」で天ざる蕎麦と日本酒付きの食べ比べをしてみました。
行列覚悟です。
1軒目は「高橋家」さん。
有名です。
建物からして老舗感たっぷりで10:40から並んで11時開店を待つ間に店構えを堪能。
50分程で店内へご案内。
着席して迷わず注文。
こちらの日本酒は地元酒「高尾山」を冷でいただきます。
まず天ぷらのインパクトに一時停止。
え?海老天が立ってる…
しかも舞茸が拳と同じ大きさがどでんと小さいざるからはみ出ております。
そして硬さも拳骨(笑)手前のしし唐がかわいらしく見えますね。
つゆの器も独特でイメージしていた茶わん蒸しの器のような形ではありませんでした。
都内のお蕎麦屋さんだとこの形が多いように記憶していましたが、
お店それぞれなんですね。
そして薬味は白ネギ。
主役の蕎麦は白みが強く食べると歯ごたえがあって蕎麦のいい香りが鼻に抜ける感じ。
うん。
さすがに有名店は違いますね。
食べ終わってから蕎麦湯をお願いして人心地ついて終了。
創業150年は伊達ではありません。
お昼時間は混んでいました。
2軒目は「むぎとろ つたや」さん。
創業昭和元年だそうですが店内はきれいでした。
行った時間を失敗して12:30頃に到着。
既に1時間待ち……
この時間では変わらないだろうとこちらに決めて待つこと60分。
注文決まっていると早くていいですね。
迷うのはお供の日本酒のみ。
こちらでの日本酒は「越の誉」純米吟醸を冷でチョイス。
蕎麦は一般的な色で食べやすい硬さ。
海苔が振りかけられているとざる!って感じですね。
薬味はネギとわさび。
つゆの器はやっぱり口の広めな湯呑茶わんの形。
高尾山ではこう言う形が主流なのでしょうか。
で、天ぷらは海老天と茄子としし唐。
ちょっと小ぶりに見えますがサクサクでいい肴になりました。
蕎麦湯が一緒に来たのは恐らく店内が混んでいたからでしょう。
天ぷらで油っぽくなった口を蕎麦ゆでながして終了。
タイミングが合うといいかもしれません。
3件目は「栄茶屋 本店」さん。
珍しく高尾山自体が空いていたせいか並ぶことなく入店。
小雨予報だったせいか目的が蕎麦なので運が良かったです。
こちらは天ざるではなく天ぷら蕎麦なので蕎麦はざるに乗っていません。
やや白っぽいのど越しの良いお蕎麦でした。
つるっつるです。
薬味は白ネギとわさび。
注目はつゆが最初からではなく器と徳利と分けて登場。
しかも器はとろろをすりおろすすり鉢型!
雰囲気あります!
山芋食べられませんが。
しかも分けられているということは締めの蕎麦湯の濃さを調整できると言うこと。
拍手。
しかも天ぷらがですね、
4月に行ったからでしょう。
フキノトウ、そしてエビとしめじとくらげのような形はえのきでした。
びっくり。
えのきって天ぷら、
あるんですね。
おいしかったです。
食べ物で季節を感じられるって素敵ですね。
そして日本酒は「高尾山」なんとワンカップ(笑)蕎麦屋でワンカップ。
初めてでしたがなんとなく雰囲気があって楽しかったです。
だんだんと混み始めたせいか途中で蕎麦湯をいただき、
おいしく終了。
今回は3軒だけでしたが、
まだまだ行っていないお店はまだまだあります。
これからものんびり小旅行気分で食べ比べてみたいと思います。