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2017/05/18

AR(拡張現実)でアピール!秀逸でユニークな企業の広告事例特集!

英揮ブログ

ARの技術は、いろいろなところで使われています。使い方ひとつで今までとは全く異なるアプローチができることから、特に一般コンシューマ向けの商品を扱っている企業で、より企業色を出したユニークでインパクトのあるAR技術を使った広告がうまれています。

ARを使うことで今までとはちょっと違った商品の見せ方ができ、それを見たお客様が買ってみようかという購入動機を得られる広告事例も少なくありません。今回は、AR技術を使った独創的な広告事例を幾つか紹介してみましょう。

試着やテスターの必要なし?AR上でメイクやファッションを試せる

ARを使った広告事例の中でも、実際に身に着けることなくファッションを試せるARは、私たちが直接接することができる身近な広告事例になります。その代表的な2つをご紹介します。

女性に人気の高いメイク用品のメーカーである「メイベリン・ニューヨーク」は、AR専用アプリで、仮想現実の世界でネイルを試せるという女性に嬉しいものです。ネイルに限らずメイク用品を買う時にはお店に行って実際にサンプルを試してみて選びます。

しかし、一度にあれもこれもと試すためには、1回1回、塗ったものをオフしなければなりませんね。その手間を大幅に省いてくれるのがARのアプリです。いろいろなネイルが試せるので、顧客の購入意欲が高まります。

同じお試しでの広告事例が、腕時計が試着できる「TISSOT(ティソ)」です。TISSOTは、スイスの有名腕時計ブランドです。TISSOTの店舗の前で配布されている黒い腕時計型の紙のリストバンドを実際に手にはめて、そばにある端末に腕をかざすと、その黒い紙の上に、TISSOTの腕時計の映像が映し出されます。

まるで、実際にはめているかのような感覚が楽しめます。しかも実際の時計と同様に、秒針まで見えて、実行している時間そのままを表示てくれるリアルさもあります。このプロモーションでは3週間で85%の売り上げが増加しました。

展示物をより身近で楽しいものに!理解が深まる広告事例

実際の展示物をより深く説明するためにARを利用するという広告事例もあります。

展示物にARを組みあわせたのがBMWです。ベルギーのブリュッセルにあるBMWのショールームでは、エンジン部分をより詳細に理解してもらうためにARでエンジンの内部構造を展示するという取り組みが行われました。エンジン部分は、車の命であるにもかかわらず、上から眺めているだけではわかりませんが、いくら説明をしても、なかなかインパクトを出すことができません。

そこで、ARを利用して、展示している車のエンジンを360度、どの方向からもみることができるようにしました。移動型スタンドにタブレット端末を設置し、タブレット端末越しに、エンジンの内部のつくりや、実際の動きを体感することができます。車好きには、たまらない広告事例です。

同じように絵画の世界をより一層身近なものにしてほしいと行われたのが、ポーランドの美術館で行われた絵画のムービーをARで見せるという広告事例です。

美術館の来場者には事前にスマートフォンのアプリをダウンロードしてもらいます。そのアプリを展示している絵画にかざすと、それぞれの絵画に描かれている人物が動いたり、描いた作家が作品の話をしたりするなど、その絵画に関するムービーが流れてきます。

美術館は、静かに作品を眺めるものという常識を全く無視したアイディアで、今までに足を運ばなかった世代に、美術館に興味を持たせるきっかけを作り出しています。

商品を実際に手にする感覚!部屋への試し置きが出来るAR

日本でARの広告事例として早くから利用されてきたのが、家具や家電など簡単にレイアウトを変えることができない製品のバーチャルな模様替えのARアプリです。島忠の「シマホAR」やIKEAの「IKEAカタログアプリ」など、販売されている家具が、スマホを使って3Dに表示できたり試し置きができたりします。

広い店内では、家具はさほど大きくは見えないのですが、実際に自宅に置いてみると思った以上に大きく感じたという経験をした人は多いことでしょう。そのようなことがおきず、自分のイメージした通りの部屋づくりのために、どのような家具をどのように配置したらいいかを自宅でシミュレーションすることができます。

また、Panasonic等の家電業界でも、テレビのサイズを自宅で試してみるというARアプリがあります。テレビも店舗で見た時と自宅での大きさの差が激しい商品です。

PanasonicのARアプリでは、購入したいテレビが実際に部屋に配置した場合、どこから見るのが最適かなどのイメージもつけることができます。

楽しみ広がる!視覚的なアピールがすごいサービス性のあるar

購買直前で購入意欲を高めたり、購入した商品の特長を改めて感じさせてくれたりするARの広告事例があります。

インドのケンタッキーフライドチキンのアプリ「KFC WOW@25」がその代表格です。
インドでは、ケンタッキーフライドチキンは、高いというイメージが強い商品です。このイメージをARを使って大きく塗り替えました。

「KFC WOW@25」は、手元にあるルピー紙幣をカメラにかざすと、その額によって注文できるケンタッキーの商品を表示してくれます。実際にどんなものがどれくらい買えるのかが一瞬でわかるという優れものです。お店に入る前に手持ちのお金で実際に購入できる商品がわかるので、顧客には安心感がうまれます。

実際に買った商品をよりおいしく食べてほしいという願いから生まれたARが、アメリカのハーゲンダッツのアプリ「Haagen-Dazs Concerto Timer」です。日本でも人気の高い高級アイスクリーム、ハーゲンダッツがほかのアイスと異なる点が、冷凍庫から出してすぐに食べるのではなく、少しおいて適度に柔らかくなったものを食べるというものです。

「Haagen-Dazs Concerto Timer」は、最適な食べ時を通知してくれるタイマーアプリです。ハーゲンダッツのふたを開け、そのふたにカメラをかざすと、ARでディスプレイにヴァイオリニストが現れて、食べどきまでヴァイオリンを演奏してくれます。

開けたアイスの種類によって曲が異なるので、アイスのテーストと音楽がコラボしている感覚が楽しめます。ハーゲンダッツというブランドを特別なものにするお洒落なアプローチです。

企業らしさのあるar!個性的な広告事例から発想力を学ぶ!

AR技術を使った広告活用では、バーチャルとリアルのそれぞれの世界をどのように融合させるかがポイントになります。多くの広告事例では、実際に利用する顧客が、その商品をいかに身近に感じ、商品の価値を体感できるかといった、商品の価値を高める工夫がされています。

現実と仮想が混ざり合うことで、今までにない感覚を体感できるARを使ったプロモーションは、顧客に対する企業や商品のメッセージ性やブランドを高めることができます。


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