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豆知識
2016/09/28

蜂蜜の…?

英揮ブログ

蜂蜜を乳児に与えてはいけない訳


こんにちは、EIKIの馨です。


なぜ蜂蜜かというと、
小岩井の生乳ヨーグルトにマーマレードと蜂蜜混ぜて食べるのが最近好きなので。

1番は蓮華、次点で蜜柑推しです。

高いけどお薦め!

因みに蜂蜜の日は8/3です。
出典:http://www.glico.co.jp/info/kinenbi/0803.html



昔から人間は甘味料、健康食品、薬といろいろ蜂蜜のお世話になっています。


けど「乳児に与えないように」、っていうの、
瓶のラベルとかにありますよね。





「ボツリヌス菌」という超ヤバイ毒を出す細菌の「芽胞」が含まれているかもしれないからです。


「芽胞」は簡単に言えば、

細菌にとって居心地が悪い環境なので殻に閉じこもって冬眠している状態。

この細菌、死ぬレベルで酸素が嫌いなんです。

なので頑丈な殻に閉じこもっています。


人間の消化管内はもともとそんなに酸素濃度は濃くありません。

腸だと上の方はうっすら酸素あるんですが、
大腸辺りまで行くとほぼありません。


だからそこに到達すると体内で活動開始できるわけです。


大人は腸内細菌による生態系がしっかりできていて、
その細菌との生存競争にボツリヌス菌は成長速度の差で勝てないので問題ありません。

乳児はまだその生態系がちゃんとできていないので、
芽胞が発芽して出した毒素にやられる、と。
(手足の麻痺やら、最悪死に至る中毒症)


まあ、すべての蜂蜜にその芽胞が入っているわけでもないんですけどね。
乳幼児の発育に良いって言われてたりもしますし。


私は大人なので遠慮なく食べます!

あ、ボツリヌス菌、面白いですよ。

ソーセージ。


また次の機会にでも。


(お薦めの本:『へんな毒すごい毒』 田中真知 著)
http://gihyo.jp/book/2006/4-7741-2858-9

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