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豆知識
2016/06/07

英語の遠い御先祖

英揮ブログ

こんにちは。EIKIの馨です。

最近、横文字というかカタカナ語というか増えましたよね。

私は判り辛いので「日本語でお願いします!」って感じなんですが(笑)


英語は学生時代でもういや!って方もいると思います。
主にテスト的な意味で。

パソコンなどでローマ字読みに慣れていて、
綴りと発音が一致してなくて覚え辛い、
というのも原因の一つかもしれません。


そういう時は語源を知っていると覚えるのに役立ったりします。

ヨーロッパ系の言語はラテン語や古典ギリシャ語の単語を受け継いでいることが多いのです。

また、新しい物とか概念とかに名前を付ける時も大体この二つの言語から引っ張ってきます。

動植物の学名なんかがそうですね。

ですから綴りはみんな似ています。

ロシア語も使う文字は違いますがアルファベットになおせば同じ語源とすぐ判るものもあります。


英語で変な綴りだなって思うのはギリシャ文字をアルファベット表記になおした後だからですね。

一から勉強するのは大変ですが、ちょっとでもわかると面白いですよ。

ただ綴りを覚えるだけよりもストーリーがあった方が覚えやすいと思いますし。

よく使われる語の語源や簡単な分解をつけてみたのでご参考までに。


・television(テレビ)…テレビジョン。新しいものですね。

→ τῆλε + visio…(tele + visio)

意味:遠くで+見る

“tele”は良く使われていますね。telephone(電話)とか。

visioはラテン語の動詞です。


・photography(写真)…フォトグラフィー。これも近代の技術ですね。

→ φωτός +  γράφω…(photos + grapho)

意味:光で+書く

☆二番目の単語は元々「引っ掻く、刃を入れる」という意味です。

昔、紙なんてなかった時は石とかに引っ掻いたり刻み込んだりして書いていたので。


・psychology(心理学)…サイコロジー。”p”どこいったの?って感じですよね。

→Ψυχή + λόγος …(Psyche + logos)

最初の単語は「プシュケー」。これ見ると覚えられそう?

元の意味の「呼吸」から生命→魂→心などの意味に。

次の単語は「言う、話す」から来た名詞で、ここでは説明→学問という意味。

Ex) biology(生物学)、geology(地質学)、theology(神学)…


・X’ mas(クリスマス)…何故にXが出て来るのか?

→ ‎Χριστός +‎ mas…‎(Khristós + mas)

実は「キリスト」をギリシャ文字表記したときの頭文字「Χ(キー)」という文字だったんですね。

masは祭事とかミサとかを意味する接尾辞です。


・symposium(シンポジウム)…学術的と思いきや

→ συν + πίνω…(sum + pino)

意味:一緒に飲む。飲み会!!

sym(基本形syn)は、「一緒に、同時に」という意味です。よく出てきます。

Ex) syndrome(症候群)、sympathy(同情)、symphony(交響曲)

☆単独で「飲む」という動詞を使うと、多くの言語で「酒を飲む」って意味に…

 

他にも本当に沢山あるので、身近な英単語とかカタカナ語とか、
元はどこの言葉だろう?って調べてみてくださいね!


ではGoodbye!(←God be with youが縮まってちょっと変化した形なんですよ!とかね)

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